初代Xboxの開発者Seamus Blackley氏は最近Xbox Expansion Podcastに出演し、ゲーム機の未来とクラウドのいくつく先について興味深い考えを共有しています。
不確実な未来
Blackley氏はフィルスペンサーの戦略が上手くいっているかどうかという質問に対して「コンピューティングのあり方が変わる重要な時期を指揮している」と指摘し、「挑戦的な手法」と評価しています。
「任天堂は最も簡単なケースですが、XboxとPlayStationは、オーダーメイドのゲームが動作する高性能ハードウェアを出荷することで成り立つビジネスとして、何を意味しているのかが本当に問題です。今後の道筋が見えにくくなっています。」
「ローカルコンピューティングはもうないのでしょうか?つまり、デバイスを持つのか...それとも、別の場所に保存されているデータから別の場所で計算されるサービスを利用する単なるプレーヤーになるのか?我々はすでに多くのことを行っています。」
マイクロソフトもソニーもクラウドへ歩み出している
Xbox Cloud GamingおよびXbox Game Passに力を入れているマイクロソフトはもちろんクラウドを重要な焦点と捉えていますが、Blackley氏はソニーも控えめではあるが同じ道を歩んでいると指摘しています。
実際ソニーはマイクロソフトよりも先駆けてPlayStation Nowのサービスを開始しており、クラウドゲーミングには少なからず道を進めていました。
「ゲームは常にコンピューティングの一般的なトレンドに追随してきた...つまり、コンピュータがどこへ行こうとも、ゲームはそこにあるコンピュータに追随してくるということです。だから、もしコンピュータ産業が何らかの理由で何らかの方向に進むと決めたら(その理由のひとつがゲームになるわけで、それほど大きく重要な影響力を持っているからです)、ゲームというビジネスの性質もそれに従わなければならないのです。」
「自分のビジネスが、消滅するようなものに依存しないようにしなければならない。それはコンソールが消えるという意味ではなく、コンソールが終わるという意味でもないのですが、もしそうなったらそれに備えなければならないのです。」
ゲーム機がなくなり、クラウドゲームだけになるかどうかというのは最近議論される人気のトークテーマの1つではあります。実際すぐに消滅すると言うことはなさそうですが、マイクロソフトもソニーもその時が来たときのために常に備えています。
フィルスペンサー氏は2020年にXbox Series X|Sが最後のゲーム機になるかどうかという質問に対してそうは思はないと答えています。また彼はまだ人々がテレビで遊びたがる世界であると感じており、マイクロソフトはそのために素晴らしいゲーム機は提供するとしています。
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