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『スパイダーマン』独占ゲームの契約を2014年にXboxは断った。

マーベルは2014年にアクティビジョンブリザードとの契約を終了し、新しい開発会社・販売会社を探していました。Xboxはその候補の1つでしたが、マイクロソフトは契約しませんでした。

MSは自社IPにこだわった

The Ultimate Histroy of Video Games, Vol2 が昨年リリースされ、その本についての議論の中で次のようなものが含まれています。

彼が必要としていたのは、「くだらないライセンスゲーム」という考え方を持たないパブリッシングパートナーだったのです。長期的な投資を視野に入れ、フランチャイズを構築することで利益を得ることができる既得権益を持つ会社が必要だったのです。そのためには、豊富な人材と品質へのこだわり、そして無尽蔵の資金力が必要だ。この条件に当てはまる会社は3社あった。そのうちの1社である任天堂は、自社の知的財産をベースにしたゲーム開発が中心でした。

私は過去にコンソールのファーストパーティ出身なので、XboxとPlayStationの両社にピンポンして、「今、どことも大きなコンソールの契約はしていないんです。どうしたいですか?」と。マイクロソフトの戦略は、自社のIPに集中することでした。彼らはパスしました。

私は2014年8月、バーバンクの会議室で、このPlayStationサードパーティの2人の幹部、アダム・ボイズとジョン・ドレイクと一緒に座ったんです。私は、「私たちにはこれが可能だという夢があります。"アーカム "を打ち負かし、少なくとも1本、もしかしたら複数本のゲームを出して、あなたのプラットフォームの普及を促進させることができるかもしれません」と言いました。

成功したPSとマーベルの提携

皆さんもご存じの通りインソムニアックゲームズによる『マーベルスパイダーマン』は非常に成功しました。そしてマーベルとソニーは次に『ウルヴァリン』のゲーム化も計画しています。

Xboxがこのチャンスを利用できたらどうなっていたかというもしもを考えることは出来ますが、私の考えではソニーほど成功しなかったかもしれません。もちろん当時のインソムニアックゲームズは『サンセットオーバードライブ』をマイクロソフトとともに開発したばかりであり、Xboxからインソムニアックゲームズのスパイダーマンがリリースされた可能性もあったかもしれません。しかし、ソニーは映画でもスパイダーマンの世界を描き続けており、マルチメディアで利益を最大限に得ることが出来ました。そのためXboxが同じことをやったとしても同じほどの成功はなかったと予想できるように思えます。

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のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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