マイクロソフトはWindows PC向けの新しいセキュリティチップ、Pluton（プルトン）を発表しました。PultonはSoCに組み込まれるセキュリティ機能で、TPMを必要とするWindows 10のセキュリティ機能に加えて、暗号キーの保護などの独自機能を備えたものです。
Xbox Oneに搭載
Pultonは元々Xbox One向けのセキュリティテクノロジーとして使われていた物です。マイクロソフトはXbox Oneで海賊版ゲームを実行出来ないように高度なセキュリティ技術を搭載しており、現在でも海賊版ゲームの動作やソフトウェアの改造行為に成功した報告はありません。
マイクロソフトの開発者自身も「MS史上最も安全なコンピューターはXbox One」としており、クラウドサービスのMicrosoft AzureでもXbox Oneのセキュリティをベースに設計されたことが明らかになっています。
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あらゆるセキュリティの弱点をブロック
Microsoft PultonはIntel、AMD、そしてQualcommと提携し、将来のWindows向けCPUに統合されます。このチップを使うと、SepectreやMeltdownといったCPUセキュリティの欠陥によりPCを危険にさらす可能性をブロックすることも出来るとのことで、Windows PCとCPUの安全性をさらに高めます。
マイクロソフトのDavid Weston氏はPultonは「優れた、強力で高速なTPM」と説明しており、将来的にBitlocker暗号化やWindows HelloなどもPultonに移行する予定とのことです。
詳細についてはマイクロソフトの公式ニュースリリースをご覧下さい。
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