インターネット市場で最大手の存在であるGoogleはその権力を利用してWebでの優位を保ち続けています。 今回Googleの元従業員がこの問題について語りました。
YouTubeを使って他社のシェアを減らす
以前YouTubeの開発者としてGoogleに務めており、imgixの創設者であるChris Zacharias氏は2006年にGoogleの陰謀によってInternet Explorer 6の市場シェアを半分にすることに成功したと語りました。
これは当時市場の19パーセントをしめていたInternet Explorer 6のユーザーに対し当時は予定がなかったIE 6のサポートがまもなく終了すると誤ったポップアップを表示し、YouTubeで警告を表示するというモノです。
この警告の後、IE 6のサポートが終了すると考えたユーザーはIEから別のブラウザへと乗り換え、Internet Explorerのシェアは半減しました。
その後Googleによって作られたウソのポップアップはGoogle Docsなどに急速に広がり、IE 6のサポートを中止する流れは他のウェブサイトにも広がりました。
But Google as a whole is very different than individual googlers. Google Chrome ads started appearing next to Firefox search terms. gmail & gdocs started to experience selective performance issues and bugs on Firefox. Demo sites would falsely block Firefox as “incompatible.”
— Johnathan Nightingale (@johnath) April 13, 2019
YouTube問題は他にもある
スマートフォン市場では、Windows PhoneでのYouTube対応を禁止することでWindows Phoneのシェアを壊滅的に破壊した事や、最近では無効なタグをYouTubeに大量に埋め込むことでMicrosoft EdgeやFirefoxのスピードを落としていたこともわかっています。
今回元開発者の証言によって、そのほかにも「Firefoxでgdocsやgmailでパフォーマンスの問題やバグが出ることを実験し始めた」ことなども書かれています。
マイクロソフトやオペラはGoogleのこのような嫌がらせを避けるため、Chromiumベースのブラウザを選択することを選びましたが、Firefoxはまだ独自エンジンを使い続けています。
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Googlers admit to using YouTube to kill Microsoft browser - MSPoweruser
Google has long been accused of using the dominance of their ...
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