343 Industriesは最近リリースされたマイクロソフトがリリースしなかったHALO OnlineをModderが開発して配信している「ElDewrito」についてHalo Waypoint上でコメントを発表しました。
343 Industriesの大体の発表内容
※例によって誤訳や意訳などがあります。 正しい文章はこちら(英語)でご確認ください。
HALOにおいてコミュニティコンテンツは非常に重要な柱であり、Red vs Blueや初期のForgeマップモード、Halo Custom Edition、そしてInstallation 01のようなものはマイクロソフトのコンテンツガイドラインに合致しているという点が共通しています。
2014年にマイクロソフトと343 Industries、Saber Interactiveが提携しHalo Onlineを開発しました。 これはロシア市場向けに開発されたタイトルです。 ゲームは無期限に保留となりましたが、Halo Onlineは予定されている公開範囲を超えて公開されました。 時間がたち、Halo OnlineはElDewrito Projectが新たな光をあててくれました。 このプロジェクトは情熱が注ぎ込まれていることを嬉しく思いますが、合法的に公開されなかったマイクロソフトの資産に基づいて開発されたものです。 このプロジェクトはコミュウニティ全体に影響するにつれて、チームは評価し、判断を下しました。 マイクロソフトは他の会社と同様に、IP、プログラム、商標を保護する責任があります。
ここ数日のElDewritoやその他ファンプロジェクト、コミュニティの混乱についての違いについても明確に説明されています。 Halo Custom Editionは、Halo Combat Evolvedの製品版プロダクトキーを利用することでModコンテンツとしてコミュニティコンテンツが利用できるものでした。 最近のファンメイド作品Installation 01は、マイクロソフトのコンテンツ利用ガイドラインに基づいて開発されたもので、ゲームは完全にオリジナルのコードを使っていない作品です。 Halo Onlineに関してはオープンソースでもコミュニティに放棄されたものでもありません。
マイクロソフトはElDewritoチームのメンバーと議論を行い、Eldewritoチームは法的な意味で作業を中止するべきだと理解しています。 しかし一つ今回の件で明らかになったことは、コミュニティは本当にHALOのPC版を求めていると言うことです。 クラシックな公式HALOの開発を行う見通しで、ElDewritoチームやMODやコミュニティコンテンツ開発者と協力して今後開発に取り組んでいきます。 今回正式な発表は出来ませんが、未来に向かって取り組んでいく中で、PCコミュニティは我々にとって非常に重要です。
私たちはHALOへの情熱を常につぎ込んでくれるコミュニティに感謝します。 法律に関するニュースを書くことになって残念ですが、支援と興奮は刺激的でした。 コミュニティと協力し、今後一緒にHALOの将来を素晴らしいものに出来ることを確信しています。
すべてはHALOのために
343 Industriesは比較的コミュニティを大事にしている開発会社ということでもしかするとElDewritoに対しても許可するのではないかと期待していたのですがやっぱり駄目だったようですね。
HALOは時代を築いた偉大な作品ですが、HALOのフランチャイズの行方についてはコミュニティでは最近特に議論されています。
Eldewritoは確かに法的に問題がある作品でしたが、開発者やコミュニティが求めたのはただ快適にプレイできるHALOが欲しかった、この1点につきると思います。
2013年に海外でXbox Oneがリリースされてから早5年近くがたってもまだ昔のように快適に遊べるHALOは登場していません。
2014年のマスターチーフコレクションは意欲作ではありましたが、少なくともリリース当初に置いては完全な失敗作でマルチプレイヤーは全く機能しませんでした。
現在は一応待てばマッチングする状態ですが快適とはほど遠いものです。 夏頃にアップデートが予定されていますがあまりにも遅すぎたと言わざるを得ません。
2015年のHALO 5:Guardiansは完成度が高い作品として多くの人に認められていたものの、シリーズでは販売本数自体は伸び悩んだこと、当時とは大幅にシステムも変更され、多くは好意的に捉えられたものの過去作を愛したユーザーに受け入れられがたいものもあり、またマッチング周りの仕様などでも不満が多く報告されていました。
そして三年後、HALO6の発表もないまま迎えた2018年現在コミュニティでは快適に遊べるあの頃のHALOが求められていました。
そしてリリースされたElDewritoはコミュニティが求めたHALOであり、同時接続が8000人を超える時間帯も少なくありませんでした。
このプレイヤーはPCで無料で入手できるゲームは山ほどある中からわざわざ未完成のElDewritoを選んでいるHALO好きのプレイヤーたちです。
大勢がプレイし、チャットをやりとりしながら遊ぶHALOはまさに全盛期さながらの体験でした。
PCの無料HALOといえば「HALO 5:Forge」は公式でリリースされていたタイトルです。 これは名前で誤解されがちですが、実はカスタムゲームとルームブラウザが実装されており、HALO 5のマルチプレイヤーをPCで楽しむことが出来ます。(ただしランクマッチやウォーゾーンはプレイできません)
公式が無料で配布しているこの作品だったので私も何度かプレイしましたが全く流行っていた様子はありませんでした。 これは名前が紛らわしいこと、Windowsストアや343 Industriesへの信頼性が問題かと思われます。
またEldewritoと比べるとサーバブラウザの使い勝手も悪かったのも原因かもしれません。
幸いクラシックHALOの復活を目指してHALOのPCオンラインゲームを開発しているのはEldewritoだけではありません。
343 Industriesの許可を得て、マイクロソフトのコミュニティガイドラインに従いながらUnityでゼロから設計されているInstallation 01があります。
公開時期は未定ですが、50人を超える開発者が開発に当たっており、既に1年以上開発が進められています。
Installation 01のリリース、Halo:The Masterchief Collectionの大幅な作り直しがコミュニティにどのように影響するかは分かりませんが、343 IndustriesはHALOフランチャイズの今後について見直すいい機会になったのではないでしょうか。
考え方や形に違いはあれどフランチャイズが再び盛り上がることをこのゲームを愛するすべての人が望んでいるはずです。今後の展開に期待しましょう。
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