マイクロソフトから2017年発売された最新のタブレット、「Surface Pro(2017)」モデル。
見かけは従来のモデルSurface Pro 4と殆ど変わらないのですが、中身の方はかなりパワーアップしています。
そんなSurface Pro (2017)モデルの詳細情報とレビューを今回は色々書いていきたいと思います。
Surface Pro 4とSurface Pro(2017)の違いは?
私は以前Surface Pro 4のレビューも書いていましたが、「Surface Pro 4とかなり変わった」と感じました。
もちろんWindows10搭載のタブレットなので、出来ることに大きな違いはないのですが、快適さが色々と違います。 Pro4で完璧すぎると感じてましたがさらに磨きが掛かってます。
違うところ
・バッテリー持ちが大幅に改善された
・従来よりも熱くなりづらくなった?
・Corei5モデルはファンレス
・以前より色鮮やかなディスプレイ
・キックスタンドがより滑らかに
・Surface Dialに完全対応
・Surface penが付属ではなくなった
同じなところ
・画面サイズ、解像度も同じ
・大きさや重量もほぼ変わらず(モデル毎で重量差はわずかにあり)
・USB3.0 1ポート、Mini DisplayPortも同じ
Surface Pro(2017)とSurface Laptopの違いは?
同時期に発売されたSurface ProとSurface Laptopですがいくつか違いがあります。
・標準OSが LaptopはWindows10 S、ProはWindows10 Pro
・Laptopはディスプレイ分離してタブレットには出来ない
・Laptopは筆圧1024段階、Proは4096段階
・Laptopの方が液晶は大きいが解像度は低い
上記の通りです。 基本的に似た使い方にはなると思いますが、動画を見るときはタブレットモードの方が便利だったりするのでがっつりノートPC的に使うならLaptop、色々やりたいというならProといったところでしょうか。
Surface Proとは?
Surface Proは2017年に発売されたマイクロソフトの人気タブレットシリーズの最新型です。
どんなものかよく分からない!という人は上の動画をご覧下さい!
バッテリー持ちが大幅に良くなった!
まず一番凄いと感じたのがバッテリーがともかく良く持つということ。
従来のSurface Pro 4は9時間程度持つといわれていましたが、Windowsの場合色々なアプリを同時に管理出来てしまうこともあって動画をみたり重めのアプリを使ってると案外すぐにバッテリーが亡くなっている印象でした。 しかし今回のSurface Proは違います。 バッテリーがかなり沢山搭載されていることに加えて、IntelのKaby Lake世代のプロセッサによる省電力効果もあってバッテリー持ちが格段に良くなってます。 スリープ状態で置いておいてもあんまりバッテリー減ってません! これはかなり革命といえるのではないでしょうか。
文字通り殆どの人が1日中使えるタブレットになったのではないかと思います。
色鮮やかになったディスプレイ
従来と同じ3:2のアスペクト比の12.3インチのPixelSenseディスプレイ(1736x1824)を採用。
10点マルチタッチ、Surface Penによるペン操作も対応しています。
基本的にはSurface Pro 4と同じ内容ではあるのですが、今回のSurface ProにはPixelSense Acceleratorが採用されています。
これは一体何かというとディスプレイパネルのカラーキャリブレーションが施されており、高速なカラープロファイルスイッチ機能を搭載しているとのこと。
これによりクリエーターの用途に応じて様々なプロファイルに切り替えられるとのこと。
最近の”Creator"を中心に考えたWindowsらしい設計と言えます。 グラフィックを扱う仕事をしている人も十分使えそうですね。
Windows Helloでみるだけでサインイン!
Windows Helloも勿論サポート。 スリープ解除ボタンを押してロック画面を見るだけでロックを解除出来てしまいます。
だからパスワードを入力する必要はもうありません!
認識も超早いので、本当に快適です。
Surface Penがさらにパワフルに
今までのSurface Penも綺麗に書けましたが今回のSurface Penはさらにパワフルになっています。
遅延21msと殆ど遅延がないほど高速になり、従来1024段階だった筆圧も4096段階にパワーアップしより表現を細かく反映できるようになりました。
さらに傾き検知にも対応しているとのこと。
実は今回のレビューではSurface Penが入手できなかったのでお店で触ってきたのですがかなり快適な印象でした。
合わせてSurface Dialもサポートしています。 12.3インチのディスプレイには少し大きすぎる感じもしますが、Dialをディスプレイに載せて様々な操作を呼び出すことが可能。
やっぱりイイDolby Audio Premiumスピーカー
タブレットのスピーカーって意外と重視されていない部分なのかあんまり話題になりませんがSurfaceシリーズのスピーカーはかなりイイです。
もちろん小さなスピーカーですし、専用のW数の大きい物には劣るのですが、小さいながら広がりのある、聞き応えのあるサウンドを提供してくれます。
なので個人的にオススメしたいのがSurface Proで動画視聴するのはかなり捗ります。
Surfaceならキックスタンドで建てられることもあり一時期家で何するときもSurfaceと一緒にNetflixの動画を見ながら活動していたことがあります。
ファンレスだから無音! 正し熱くなるときは熱くなる
今回使ったSurface ProはファンレスのCore i5モデル。 なので動作音が全くありません。
第7世代モデルのIntel Coreプロセッサーなので従来のプロセッサより明らかに早いCore i5です。
とはいえ重たいゲームなどには不向きなのですが、ちょっと作業したり動画を見たりするくらいなら十分な性能です。
ファンがないので、インターネット通信をガンガン使ったり、ゲームをしたりするとかなり熱くなります。
持てないほどではないですし、ファンレス設計で問題がないと判断されたくらいなので安全だとは思いますが軽めの動作を中心に考えた方が良さそうですね。
なおIntel Core i7モデルは従来通りファンが搭載されていますがこれもかなり静かになっているとのこと。
絵描きさんにも最適!
Windowsの良いところはイラスト系アプリケーションが充実していること!
更にSurface Proなら傾き検知搭載筆圧4096段階のSurface Penに加えてSurface Dialも対応しているのでイラストレーターを大きくサポートするもののようです。
上記の動画「Surface 絵描きの三種の神器」で紹介されているとおり、Dialで絵を回しながら描くというスタイルなら制作もかなりスピーディ、かつどこでも行えそうですね!
レビュー
最高級のタブレットであるだけでなく、”最高峰のタブレット”であることも間違いありません。
今回ファンレスになったこと、バッテリー持ちが良くなったことで更に気軽に使えるタブレットとなりました。
そんなSurface Proを実機写真を交えてご紹介したいと思います。
今回レビューに使っているのはWindows10 Pro、Intel Core i5、128GB、RAM 4GBの極平均的なSurface Proをレビューしています。
Surface Proの裏面はこんな感じ。 Surface Pro4と外観は殆ど変わりませんね。
キーボードは今回Microsoft Storeで販売されている黒のType Coverを使いました。
恐らくSurface Pro 4の物と同じなのではないかと思います。
サイズ感も同じなのでSigunatureモデルにはないPro4のカラーのキーボードが使いたい!という場合なんかも使えると思われます。
充電ケーブルも従来通りSurface Connect。
磁石でぱちっととまる両面対応の便利なケーブルです。
このSurface Connectは使いやすくてかなり好きなのですが、USB-Cのサポートも次の世代では期待したいところですね。
Surfaceの特徴とも言えるキックスタンド。
ノートパソコンのように2in1で使うときのための物と思われがちですが、単体でも動画を見るときにスタンドに出来て便利です。
他にも絵を描くときに角度を付けたり出来ますし、色々便利に使えます。
ここら辺で中身のレビューを。
Intel Core i5、RAM 4GBとそれほど高性能ではないモデルですが、従来の同性能モデルよりも格段にサクサクになったと感じています。
SSDなのでサクサクということもありますが、基本的な動作に関しては引っかかりを感じることのない感覚で操作できます。
容量は小さめのモデルでもMicroSDカードスロットがあるので、不足に応じて拡張することが出来るのもイイですね。
私はタブレットは動画視聴やブラウジングをメインに活用していることもあってか感覚的にはiPadと殆ど同じ感覚で使えていると思います。
大きなディスプレイは本当に綺麗なのものですし、スピーカーもDolby Premiumで疑似サラウンド効果で広がりのあるサウンドで楽しめます。
タイプキーボードとペン操作によるOneNoteなどのOfficeアプリも使いやすく、本格的な作業から気軽な落書きまで幅広く使うことが出来ます。
ちょっとレビューでは移せなかったのですがカメラも勿論綺麗です。
インカメラはもちろんフロントカメラも綺麗なのでちょっと写真を取ってSurface Penで即編集なんて使い方も楽しそうですね。
SurfaceはPro4で完成したといわれていましたがバッテリーが思ったより短いという問題やタブレットなのに(静かだけど)ファンがあるのは気になるという声も確かにありました。
そういった細かな問題にたいして真面目に改良していったのがこの新しいSurface Proなのではないかと思います。
仕事も、遊びも、創作も、様々なニーズに応えられる器用なタブレットとして完成度が高まったSurface Proは間違いなく誰にでもオススメできる製品となりました!
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