
マイクロソフトはXboxストア上でバンドルスパムとの戦いに取り組んでいることを明らかにしました。これは同じゲームタイトルを何らかの理由でバンドル版として分けて登録することでストアを埋め尽くそうとする開発者がいるという問題に対応するということになります。
同梱版機能を悪用する開発者たち
マイクロソフトストアではゲームを並べる際にゲーム単体ではなく同梱版も提供することが出来ます。例えば、1つのバンドルを購入するとXbox One版、Xbox Series X|S版、Windows版の3つを入手できるといった具合です。これを悪用し、それぞれの単品版と異なる組み合わせの同梱版を並べることで、同じゲームを大量にストアに並べることが出来、ストアで注目度を集めることが出来るというものです。
マイクロソフトはTruearchivementsに対して次のようにコメントしています。
「調査の結果、異なるプラットフォーム向けのSKUを含むが内容に差異のないバンドルを用いて、デジタル棚スペースを最大化しようとする行為は、開発者行動規範の第3条に違反しているとMicrosoftは判断しました。これらはプレイヤーを混乱させ、ゲームの検索結果を操作しようとする試みです。」
「今後、同一ゲームの異なるプラットフォームSKUを含むバンドルは許可されません。また、ストア検索結果の操作を目的としたその他の試みについても、バンドルの掲載停止や承認拒否の対象となる可能性があります。」
「Microsoft Storeの健全性を保ち、顧客に質の高い体験を提供するために、新たなバンドルに関するガイドラインを策定しました。これらの基準は、混乱・過剰表示・操作的な行為を防止し、すべてのユーザーとパブリッシャーにとって公平で快適な閲覧環境を維持することを目的としています。」
今後の対応について
今後はXbox One、Xbox Series X|S、Windows版に明確な違いがない場合、バンドルを構成してはいけないとのこと。これには意味のある追加コンテンツが含まれるスタンダードエディション、デラックスエディション、アルティメットエディションなどの違いや、解像度やフレームレートなどが異なるプラットフォームエディションなど明確な違いがある場合が含まれます。
またセールのクールタイム期間を操作するためなどの同梱版の作成は禁止されます。
これにより、常に新作ゲーム画面に居座ろうとする開発者がストアから閉め出されることが期待出来そうです。
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