Amazonプライムで公開されているビデオゲームをモチーフにしたアニメ『シークレットレベル』は、シーズン2にゴーサインが出るほどの大ヒットを記録しています。この作品では様々なゲームがモチーフになっており『アーマードコア』や『ロックマン』、『プレイステーション』などの作品のエピソードがあります。
しかしXbox ファーストパーティゲームスタジオのラインナップは『The Outer Worlds』1本だけです。これについて、クリエーターはマイクロソフトからの許可を得られなかったと語っています。
HaloとDOOMのクロスオーバーエピソードを作りたかった
Amazon Primeの『Secret Level』でエグゼクティブプロデューサーを務めたデイヴ、ウィルソン氏はColliderのインタビューに答えており、HaloのマスターチーフとDOOMのDOOMスレイヤーがクロスオーバーするエピソードを作りたかったと語っています。
「id Softwareのクリエイティブディレクターは私たちの友人であり、Microsoftの人々もそうです。だから、私たちは大きなお願いをしました。なぜなら、Timと私がやりたいことの一つは、ゲームには現在存在しないようなクロスオーバーをすることです。私たちはマスターチーフとDOOMスレイヤーのクロスオーバーエピソードを作りたかったのです。そして、私は子供時代の情熱的な手紙を週末をかけて書き上げました。そして、Timが言った通り、彼らは「いや」と言いました。」
ウィルソン氏は、ビデオゲームのフランチャイズは基本的に既存の契約があるため、新しいエピソードを描こうとするときに問題が複雑化する場合があると補足しています。またValveのHalf Lifeについてもエピソードを書きたいと頼んだものの、これも許可を得られなかったようです。
他の媒体に渡したくなかったのかも?
HaloとDOOMはどちらも非常に人気があるマイクロソフトのIPです。これらのクロスオーバーはDOOMがXbox傘下になる前から、ファンが良く想像しファンアートや動画、MODを制作していたものであり、id Softwareが買収されたときも実現を期待している声が多くありました。
マイクロソフトはHaloを現在複数手がけており、DOOMも最新作が2025年にリリースされます。どこかのタイミングでHaloとDOOMのクロスオーバーを計画しているとすれば、アニメ作品などにこの一大イベントを提供したくなかったという可能性も十分考えられそうです。
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