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Xboxが再びアクションゲームに取り組むべき理由

2024年12月12日、毎年恒例のゲームアワード主催のGame of the Yearが10周年を迎え、多くのゲームがゲームオブザイヤーに選ばれました。そして2024年のGame of the Yearに選ばれたのはソニーが開発した『アストロボット』でした。

マイクロソフトが最近向き合っていないゲームジャンル、プラットフォーマー(アクションゲーム)のタイトルです。

アストロボットのようなゲームは今のXboxにはない

アストロボットは任天堂の象徴的なアクションゲーム、『スーパーマリオブラザーズ』シリーズからインスピレーションを大きく受けたサードパーソンのアクションゲームで、スーパーマリオ3Dワールドやスーパーマリオサンシャインのようなギミックのアイディアの詰まったアクションステ塩でボットを集め、目標を達成していくゲームとなっています。

Xboxでは現在も数多くのゲームが開発されていますが、こういったコミカルなアクションゲームは現在少なくとも発表済みのゲームタイトルでは開発されていません。一番近いタイトルは『Super Lucky's Tale』かもしれませんが、丁寧なゲームであったもののヒットはしていません。

宝の山が眠っている

ではXboxがこういったゲームを作ることが出来ないかと言われれば決してそんなことはないでしょう。マイクロソフトの傘下スタジオにはアクションゲームを作るのが得意なスタジオがあります。

例えばレア社は『スーパードンキーコング』や『バンジョーとカズーイの大冒険』の開発スタジオとして知られており、バンジョーとカズーイやコンカーの版権についても現在はマイクロソフトが所有しています。

また、『クラッシュバンディクー』や『スパイロ』、『スカイランダーズ』といったアクティビジョンブリザードの版権も現在はマイクロソフトとなっているため、こういったゲームタイトルを復活させることは非常に重要なように見えます。

確かに一度失敗したジャンル

マイクロソフトはファミリー向けゲームへの取り組みを全くしていなかったかといえばそうではありません。古くは『ねずみくす』や『ブリンクス・ザ・タイムスイーパー』『エブリパーティ』『バンジョーとカズーイの大冒険ガレージ大作戦』『あつまれピニャータ』など初代Xbox~Xbox 360時代まではこういったゲームの取り組みが行われていました。しかしヒット作を生み出すことが出来ませんでした。

こういった経緯からXboxはこういったファミリー向けタイトルに注力することを諦めてしまったように見えます。販売不振の理由について、当時Xboxでは『Xboxにはこういった客層がいない』ということも理由に挙げられていたように記憶しています。

しかし現在マイクロソフトはマルチプラットフォームでのゲームのリリースにも積極的であり、Xbox以外のプラットフォームでもリリースすればこの問題は解決します。またもし人気シリーズに成長すれば、こういったゲームを手軽に遊べるXbox Game PassやXboxコンソールへ興味を持つ人も増えるかもしれません。

Xbox Game Passにはバラエティが必要

Crash Bandicoot™ N. Sane Trilogy

Xbox Game Passは素晴らしいサービスです。多くのゲームを手頃な価格で遊べるため、ヘビーゲーマーも、ライトユーザーも楽しめるサービスといえます。しかし、Xboxの傘下のスタジオのゲームタイトルはFPSやTPS、RTS、シミュレーション、アクションアドベンチャージャンルに偏っており、こういったプラットフォーマー(アクションゲーム)ジャンルはあまりありません。

確かに現在のコンソールゲーム業界ではFPSのようなジャンルは売れ筋かもしれませんし、Call of DutyやHaloのようなゲームは大ヒットを記録しています。しかしXbox Game Passの価値を高めていくという意味では、より豊富なジャンルに挑戦し、ライブラリーに幅を持たせてくれれば、より多くの人が楽しめるサービスになるのではないでしょうか?

Xbox、そしてXbox Game Passをより多くの人に届けるためにも、もう一度挑戦して欲しいジャンルです。

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のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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