マイクロソフトはXbox Game Passにクラウドゲームサービスを展開しており、最近ではブラウザーを通してiOSやChrome Bookなどにもゲームを提供することを可能にするテストを開始しました。
パワーを必要としないゲーム体験
Xbox Game Pass for Cloud(Project xCloud)はXboxコンソール向けに発売されたXboxコントローラーに最適化されたゲームに多くはタッチコントロールを加えて展開されています。完全にスマートフォン向けに移植することに比べると非常に簡単に移植でき、低スペックな端末でもインターネットさえ繋がれば動作します。
PCゲームも将来的には考えられる
TwitterのあるユーザーはXboxを率いるフィルスペンサーにマイクロソフトが将来クラウドゲームにPCゲームが加えることが出来るのかを質問し、フィルスペンサーは実質的に『YES』と答えました。
「はい、Azureが役に立つでしょう。私たちがクロスセーブを推進する理由のひとつは、プレイヤーがクラウドゲームのどのバージョンをプレイするかを必要に応じて決めなくてはならないことです。進捗状況はアカウントと一緒に移動する必要があり、コミュニティも同様です。今はコンソールゲームに集中していますが、PCゲームもいずれ登場するでしょう。」
Yes, Azure helps. One of the reasons we push for cross save, don't want players to have to decide which version of a Cloud game they play unless they want to. Progress needs to just move with your account, same with community. But PC games will come, focused on console games now.
— Phil Spencer (@XboxP3) April 19, 2021
優先度は高くはないが将来はありえる
現在のところコンソールベースのクラウドゲームの提供に取り組んでいますが、マイクロソフトは将来PCゲームをクラウドに持ち込むことを検討しているようです。競合するAmazon Luna、GeForce NowはPCゲームをクラウドに持ち込んでいます。一方でGoogle StadiaはLinuxに移植する必要があります。
コンソールをベースにクラウドを展開することを優先する理由は、キーボード&マウスを前提に開発されたPCゲームをクラウドでスマートフォンなどに展開するのは非常に困難であり、コンソールよりも遙かに多くの作業が必要になることなどが考えられます。
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