
2013年発売の初代Xbox Oneは、HDMI INやKinect同梱など様々な点で他のゲーム機とは方向性の異なるハードでした。そんなXbox Oneには高いセキュリティ機能が搭載されていますが、初期型モデルDurangoで脱獄が成功したと報じられています。
Xbox Oneの脱獄がついに実現
初代Xbox OneにはAMD制カスタムチップ内にブートROMが直接組み込まれているため、起動時にシステム全体が検証され、最初の門番として機能していました。このためブートROMの書き換えが不可能で、ここを突破できない限りハッキングは出来ないと言われていました。
EXCLUSIVE: Xbox One has finally be HACKED!!
After 12 years, it was thought to be “unhackable”.
Here's a summary of what it means:
• Markus Gaasedelen talks at RE//verse 2026 about the Xbox One's "unhackable" security.• A decade-long unhack streak comes to an end due to a… pic.twitter.com/JjKmtGFgH1
— Idle Sloth (@IdleSloth84_) March 14, 2026
しかし研究者たちは、ハードウェアレベルの攻撃手段である電圧グリッチを使うことで突破しました。これは起動のごく短い瞬間に電源を遮断。システムが特定の命令を誤読し、ブートROM干渉をすり抜けるというものです。
このためには二段階の精密なグリッチが必要となり、極めて高度なタイミング制御も求められるとのこと。AIによるブートROMのエミュレートなどを駆使する必要があり、グリッチの成功率も100万分の1といわれています。
あまり需要はないかも
Xbox Oneが脱獄されたことで、非公式ソフトウェアの起動や研究目的でのXbox Oneの内部挙動の解析などが行えることが期待されます。しかしXbox Oneでこれらを行う必要は他のゲーム機に比べてかなり限定的であるといえます。
というのもXbox OneとXbox Series X|Sでは、他社のゲーム機と異なり開発者モード(Developer Mode)が提供されており、UWPアプリをWindows PCから転送して起動する手段が公式に提供されているからです。
またHackを行ったMarkus Gaasedelen氏は海賊版には興味がないとしつつも、
世代の間守り抜いた非常に強力なセキュリティ
Xbox Oneは、およそ13年間にわたりセキュリティが破られることなく、コピーゲームの起動なども一切許してきませんでした。この長期にわたる堅牢性は極めて印象的です。同時期に登場したNintendo Wii U、Nintendo Switch、PS4、PS5といった他社ハードではJailbreakが確認されていることを踏まえると、Xbox Oneのセキュリティ設計の優秀さが際立っていると言えます。
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Original Xbox One reportedly jailbroken | Windows Central
After more than a decade of being considered unhackable, the ...
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