
ASUSとマイクロソフトのコラボレーションによって開発されているROG Xbox Ally。今回はGamescom 2025で実際にDigital Foundryが実機を触り、ハンズオンプレビューを触ったレビューを掲載しています。
ハードウェアはXboxコントローラー級のクオリティ
Xboxといえば、Xboxコントローラーが特に評価されているハードウェアの1つです。ゲーム機だけでなく、様々なユーザーが多いPCでも愛用者が多いことで知られています。そんなXboxコントローラーのノウハウがこのASUS ROG Xbox Allyでは組み込まれているとのこと。
従来のASUS ROG Allyからフォームファクタやボタン配置は大幅に改善されており、Xboxコントローラーに近いレイアウトで長時間プレイで疲れにくくなったとのこと。またこれにより、他のWindows携帯ゲーム機型PCと比較しても、よりゲーム機ライクな操作感を実現しているとのことです。
ソフトウェアはまだ荒削りの部分も
Digital FoundrのRichard Leadbetter氏は試遊中にいくつかの不具合を確認しており、ソフトウェアはまだ荒削りな印象だったようです。具体的には以下のようなバグに遭遇したとのこと。
- DOOM: The Dark Agesでフリーズ
- 独自UI内でアナログスティックが反応しなくなる
- 前に起動したゲームが終了しないまま別ゲームが起動してパフォーマンスの低下
UIは多機能ながらも、こういった未完成で荒削りな部分も見られ、純粋なXbox体験を期待すると少しがっかりするかもしれないとのことです。一方でDigital FoundryのAlex Battaglia氏は試遊でのクラッシュはなかったものの、試遊時間は短めだったとのこと。
製品ではどうなるか分からない
マイクロソフトとASUSはこのプロダクトを約2ヶ月後にリリースする予定で、現在ハンドヘルド互換性プログラムを通して最適化を行っています。Windows 11のゲーム向け軽量版を開発し、パフォーマンスの向上を目指しており、Gamescomのものよりもソフトウェアの安定性が向上していることが期待されます。
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