2007年にXbox 360で発売されたHalo 3は、Haloシリーズの中でも特に人気のキャンペーンシナリオの1つです。そのキャンペーンで登場する予定だった幻のマップの1つが発見されました。
収録されなかったマップ、フォアランナーシティ
Halo 3のキャンペーンに収録予定だったと思われる幻のマップ、『フォアランナーシティ(ロストシティとも呼ばれる)』がHalo 4の初期ビルドで発見され、Haloコミュニティで話題となっています。この都市型のマップは、元々Halo 3のキャンペーンでストーリー中に登場する予定でしたが、開発過程で別のミッション『アルパイン』と統合され、最終的には『コヴナント』のレベルとしてリリースされました。
Halo 3のリードデザイナーのロブ・ストークス氏と環境アーティストのヴィック・デレオン氏のコメントによれば、フォアランナーシティのコンセプトは人類とエイリアンのエリートが協力し、コヴナントとフラッドの勢力と戦いながら、フォアランナーの文化や生活の一部をプレイヤーに体験させるというものだったとのこと。そのためゲームの世界観に大きな影響を及ぼすステージだった可能性があります。
MODで完成を目指す
Halo MODコミュニティのRejected Shotgun氏によれば、マップをクリーンアップし、何千ものエラーをすべて修正し、すべて再UV化したとのこと。そして将来的にはレベルを最初から最後まで完全な形でプレイ出来るように仕上げることを目標にしているとのこと。
Halo 4で発見されたわけ
Halo 3の没マップがHalo 4の初期ビルドで見つかったのは驚きですが、理由を考えれば納得できる部分もあります。Halo 4の舞台はフォアランナーの惑星『レクイエム』であり、多数のフォアランナーの建造物が存在しています。そのためHalo 4の開発チームはこのHalo 3の没マップを参考にしながら、ゲームを作っていたと考えられます。
データはRJShotgun氏のgithub上で公開されています。
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