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Xbox One X Enhancedで「Gears 5」はどう変わったのか。

Inside Xbox One X Enhanced-Gears 5ヒーロー画像

米マイクロソフトの公式ニュース、Xbox WireでInside Xbox One X Enhancedが公開されていたので、ちょっと翻訳してみたいと思います。

今回はGears 5の開発会社The CoalitionのアートディレクターColin Penty氏、PCテクニカルリードのCam McRae氏、テクニカルディレクターのMike Rayner氏がインタビューに回答しています。

 

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Xbox One X でGears 5を強化するのに何をしましたか?

歯車5

Gears of War 4でXbox One Xに対応したとき、パフォーマンスモード(1080p/60fps)とビジュアルエンハンスモード(4k/30fps)を選択できるようにしました。 Gears 5ではすべてのモードにおいて4K/60fpsでプレイ出来るようにゲームを最適化することにより、妥協のないアプローチを採用しています。

Xbox One Xマルチプレイモードでは、ベースラインであるXbox One Sよりも高品質なSSR(スクリーンスペースリフレクション)と高品質のSSAO(スクリーンスペースアンビエイトオクルージョン)を実現しています。 私たちのお気に入りは、SSR TAA(テンポラルアンチエイリアシング)を有効にしたSSR、高品質SSAO、高品質のブルームレンズフレア、屈折、及びDOF(被写界頻度)などです。 Xbox One Xではすべてのゲームモードでより高い解像度のマップを実現しています。 これは追加のRAMがあるからです。

 

これらのパワー強化はゲーム体験でどのように影響しますか?

一般的にはビジュアルを高め、ゲームを目で楽しませてくれます。 キャンペーンを60fpsでプレイ出来ることは、プレイヤーの体験が変わります。 ゲームの反応が良くなり、ヘッドショットしたり、適切なタイミングでカバーを乗り越えるのがはるかに簡単になります。

歯車5

開発チームがパワーをこの分野に集中させたのは何故ですか?

Xbox One Xのフルパワーを活用してみたかったからです。 Xbox One Xはモンスター級GPUがあることを知っているので、Xbox One XのEnhancedは主に高いネイティブ解像度に焦点を当てています。

 

エンハンスドはGears ファンはどう反応しますか?

Xbox One Xのキラーアプリを作れたと思います。 このゲームは妥協することなく、ハードの全機能を実際に活用しています。 通常PCのハイエンド環境でのみ利用可能な高品質ビジュアルと60fpsでプレイすればみんな驚きます。 Xbox 360の初代Gears of WarはHDテレビでもゲームが素晴らしいことを示しました。 Xbox One X でプレイするGears 5は4K HDR テレビと空間オーディオ(特にドルビーアトモスのサポート)で素晴らしい体験が出来ると考えています。

 

Xbox One Xでゲームを開発するプロセスはどうでしたか?

とっても簡単でした。 Xbox One X向けにゲームをビルドするのは基本的にXbox One Sと同じです。 Xbox One Xでは、すぐにゲームを高速に実行できました。 その強化されたパワーを使ってより高いフレームレートを実現し、グラフィック機能を強化し、解像度を上げることが出来たんです。

 

Xbox One XでGears 5を活用することで、どこが好きですか?

私たちは60fpsのキャンペーンモードに最も興奮していますが、映画のような視覚的な品質もあります。 Gears 5のムービーシーンの制作はすべて私たちがリアルタイムレンダリングで制作しています。 以前はムービーは事前にレンダリングしたものを使っていることもありました。 しかしムービーシーンでもほとんどのプリレンダリングムービーよりも高品質な4KグラフィックスをXbox One Xでリアルタイムに描画します。 一つだけ選ぶのは難しいですね!

歯車5

シリーズ初の4K/60fpsを実現しました。 この偉業はどうやって実現しましたか?

主にエンジニアチームとテクニカルアートチームの大規模なコラボレーションです。 開発の早い段階でこの決定を下し、Gears of War 4を立ち上げ、それを60fpsで実行しようとしました。 そこで学んだことは、パーティクルやVFXなどのCPUで計算していたものを可能な限りGPUで実行させるということです。 CPUでレンダリングスレッドのパフォーマンスを維持するために、非常に厳密なポブジェクト数のコストと、技術的な面でのメッシュマージトリックを多く導入しました。 GPUを可能な限り高速に実行し、非同期計算を使用してポストプロセスパイプラインを実行できるように、すべてのベーシックマテリアルをリファクタリングする必要がありました。

最後にエンジニアリングはゲームスレッドを60fpsに保つために物理エンジンとAIに大きなリファクタリングを行いました。 物理エンジンの作業を効率化するために、PhysXの代わりにHavokを採用しました。 Xbox OneのすべてのCPUコアを常に完全に使用されるようにマルチコアの並列処理も最適化されました。 60fpsでプレイするとスムーズでより反応の良いゲーム体験が得られます。 4Kと高いビジュアルによって今世代では珍しい体験が可能です。 本当に没入感のある印象的な体験だと思います。

 

あなたのゲーム、将来のゲーム、スタジオでの開発にとって、4K/HDRは何を意味しますか?

4KはGears 5の最初から構想されていました。 4Kでのテクセル密度を実現するために、環境やキャラクターを含む全てにディテールマップを導入しました。 ギアーズ5でのHDRサポートも改善されています。 マイクロソフトのファーストパーティゲーム、HDR/SDR画像のペアの大きなデータセット、マシンラーニングを使用して、色空間変換(Rec.2020)及びGears 5でのHDR出力の最適なチューニングのための逆トーンマッパーをトレーニングしました。 もちろんプレイヤーが特定のモニターの能力に合わせて出力を調整出来るようにゲーム内キャリブレーションもあります。 リアルタイムゲームだけでなく、参考画像で調整することも出来ます。

HDRは、コンテンツ、ライティングの開発プロセスの一部に過ぎず後付けではありません。 4K解像度による詳細なコンテンツ作成、HDRと4KはAAAゲームの業界標準となっています。 これはPC/HDRサポートし、さらに高いウルトラワイド解像度へのスケーリングにも対応します。

Gears 5

ゲームについて

ゲーム史上最も評価の高い英雄伝説、Gears は 5 種類のスリル満点のモードと奥の深いキャンペーンで今まで以上に壮大になった

Xboxストアで見る

Steam版 Gears 5攻略情報

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  • この記事を書いた人

のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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