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Surface Pro 8 レビュー!どんな人にでもお勧めできるPCだからこその進化がやってきた。

2021年11月にいよいよ新しいSurface Pro 8が発売されました。ここ最近のSurfaceといえば、Surface Pro 4以降ボディのデザインはほとんど変わっていなかったのですが、Surface Pro 8では大きく変更され、Surface Pro Xに近いものに変更されました。今回はそんな変更点の多いSurface Pro 8をレビューしていきたいと思います。今回のレビューにあたり製品は日本マイクロソフト様よりお借りいたしました。

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Surface Pro 8のスペック

製品名 Surface Pro 8
ディスプレイ 13インチ PixelSense ディスプレイ
解像度 2880x1920
縦横比 3:2
タッチ機能 10ポイント
ドルビービジョン対応
120Hzディスプレイ
ゴリラガラス3
RAM LPDDR4x 8GB/16GB/32GB
プロセッサ クアッドコア第 11 世代インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサ、インテル® Evo™ プラットフォームで設計。
クアッドコア第 11 世代インテル® Core™ i7-1185G7 プロセッサ、インテル® Evo™ プラットフォームで設計。
セキュリティ ファームウェアTPM
Windows Hello 顔認証サインインによるエンタープライズクラスのセキュリティ
ソフトウェア Windows 11 Home
Xbox Game Pass Ultimate 1ヶ月
Office Home&Business 2021
重量 544g(Wi-Fi)
ストレージ SSDドライブ 128GB/256GB/512GB/1TB
バッテリー駆動時間 最大16時間
外部端子 USB-Cx2
3.5mmヘッドフォンジャック
Surface Connect ポート x1
MicroSDXCカードリーダー

Surface Pro 8のどこが変わった?

ベゼルが薄いモダンなディスプレイ

Surface Pro 8ではSurface Pro 7までのディスプレイよりもベゼルが薄くなり、画面の表示領域が大きくなりました。これにより最新のスマートフォンやタブレットのようなモダンなすっきりとした印象のデザインとなっています。

ボタン配置が換わった

Surface Pro 7以前のデバイスでは、ディスプレイの上部にスリープボタン、音量ボタンが並んでいました。今回のSurface Pro 8ではディスプレイ左側にスリープボタン、右側に音量ボタンとなっています。

USB-Aポートがなくなった

Surface Pro 7以前ではフルサイズのUSB-Aポートがあったことが一つのアピールポイントでした。今回薄型化に伴いUSB-Aポートが廃止され、かわりにUSB-Cポートが2つに変更されました。USB-Cポートは充電にも使えて便利な反面、仕事などでUSB-AポートでUSBメモリーのやり取りを頻繁にしていた人は少し残念な変更かもしれません。

Surface Pro 8の気に入ったところ

広がるパワフルなサウンド

Surface Pro 8ではDolby Atmos対応Omnisonicスピーカーが搭載されており、スピーカーの音がかなり良くなったように感じます。もともとSurfaceシリーズはスピーカーの音が良いことで定評がありましたが、今回さらに1段階よくなったことで、YouTubeでの動画視聴や音楽鑑賞をする際にも心地よく楽しむことができそうです。

グラフィックが超進化!ゲームもできちゃう!?

Intel 第11世代プロセッサを搭載。このプロセッサでは主にグラフィックス機能が強化されました。Surface Pro 8でこれが採用されたことで、グラフィック機能が強化され、3Dゲームも画質を落とせばプレイできるレベルになりました。具体的には2021年11月発売の最新ゲームForza Horizon 5の最低画質設定では、720p程度の可変解像度で57fps程度でプレイすることが可能でした。どこでもクラウドを使わずにちょっと遊びたいという用途には十分かもしれません。

大きなディスプレイを採用したSurface Pro Xのような使い心地

今回久しぶりにSurface Proの画面サイズが変わりました。Surface Pro Xのデザインを逆輸入(?)するような形で採用されたこのデザインにより、Surface Pro Xの最新の機能もりだくさんの仕様に憧れていた筆者にとってはかなり注目の1台となりました。Surface Pro X仕様になった点としては、ディスプレイ以外にもキーボードにペンがしまえるSurfaceスリムペン対応のもの変更されました。

さらにディスプレイは120Hzに対応。ディスプレイがなめらかに動作するので、画面のスクロールする際にもヌルヌルと動きます。

Surface Pro 8の気になるところ

Office付モデルのみ

日本国内版ではMicrosoft Office 2022がバンドルされており、これにより約2万円海外版より高い価格設定となっています。Officeがいらない人やOfficeが使えるMicrosoft 365サブスクリプション加入者向けに別途OfficeなしモデルをWeb通販だけでも出してくれたらいいのに…と思ったりもするのですがなかなか実現しないようです。

キーボード&ペンがお高め

Surface Pro 8では従来のSurface PenとSurface Proキーボードではなく、新しいSurface Slim PenとSurface Pro キーボードを使用することがベストな環境といえます。しかしこのペンとキーボードが両方セットのものを買うと約3万円もするため、大きい出費と感じる人もいるかもしれません。

ただしiPad ProのマジックキーボードやApple Pencilと比べると安価といえなくもないので、一概に高いとも言いづらいところではあります。

Surface Pro 8総合評価:どんな人にでもお勧めできるPCだからこその進化

薄くて軽い、さらにゲームなどのヘビーな用途でも”それなりに”動作するようになり、弱点が本当に少なくなった新しいSurface Pro 8。まさに私が思い描いていた理想のパソコンにかなり近いものです。120Hz対応によりモニターのスクロールがなめらかになるなど日常的な作業でも快適になったと感じる部分は多く、このSurfaceに切り替える意義はかなり多いように感じました。

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のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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