Microsoft Security Essentials、Windows Defenderなどの名前で呼ばれていた無料のアンチウィルスソフト「Microsoft Defender ウィルス対策」はアップデートされて現在ではWindows 10の組み込みの機能となっています。
Microsoft Defenderとは
最新のMicrosoft Defenderは、Windowsセキュリティと統合され、ファイアウォール、家族の安全、パフォーマンスとPCのメンテナンスなどの機能と統合されています。またMicrosoft Defenderはセキュリティを最重要視ししており、企業で最も採用されているウィルス対策ソフトでもあります。
Microsoft Defenderは定期的にWindows Update経由でアップデートされており、新しいデータ定義とセキュリティ改善が常に行われています。また最近は望ましくない可能性があるアプリ(PUA)保護機能なども追加され、より安心してPCを使えるようになりました。
現在も最も安全なソフト
Windows Defenderはアンチウィルスソフトの検証を行うAV-Testで2回トップ製品に評価されました。AV-Testはドイツの独立した組織で、Windows向けアンチウィルスソフトを評価しています。
2020年8月の「家庭用PCの最高のウィルス対策ソフト」では、Microsoft Defenderがパフォーマンス、安全性、使いやすさの3つの主要カテゴリーで満点を獲得しています。
レポートは7月と8月のサンプルデータを元にしており、18の最高スコアはMicrosoft Defenderを含む8つのウィルス対策ソフトに与えられました。他のメーカーは、AhnLab V3 Internet Security、Avira Antivirus Pro、F-Secure SAFE、G Data Internet Security、Kaspersky Internet Security、McAfee Total Protection、NortonLifeLock Norton 360です。
Microsoft Defender ウィルス対策はすべてのゼロデイマルウェア攻撃と蔓延しているマルウェアをブロックしたと評価しています。
他のウィルス対策ソフトはいらない
このようなデータを見れば、サードパーティ製のウィルス対策ソフトウェアは通常は不要であることがわかります。ブロードウェアではないため、通常Microsoft Defenderが理由による速度低下を心配する必要はありません。(ウィルススキャン中は多少のパフォーマンスの低下がある場合もありますが、設定を見直すことで改善できます)
もちろん、あなたのこだわりの機能をもったウィルス対策ソフトがあればそれを選ぶのもいいかもしれませんが、こだわりがなければ他社製品を選ぶ必要はないと思われます。