IntelのPentiumⅢは現代に置いては化石となっていますが、Windows7のサポートは終わりを迎えようとしています。
ZDNetが報道したとおり、マイクロソフトは古すぎるCPUを搭載したPCのサポートを断念したようです。
その理由はPentiumⅢチップがサポートしていない、Streaming SIMD Extensions 2(SSE2)です。 これはマルチメディアを並列処理できる機能で、Pentium 4で初めて搭載されましたが後に多くのプロセッサで採用されています。
しかし2018年3月のWindows7のアップデートで、SSE2をサポートしていないコンピュータでStreaming Single Instruction Multiple Data(SIMD)でエラーが発生することが報告されていました。
マイクロソフトはWindows7を2020年までサポートする予定ですが、マイクロソフトのセキュリティポリシーでは、「古い製品にセキュリティ更新プログラムを提供できない場合がある」と明記されています。
PentiumⅢは1999年に登場したCPUで、最新のセキュリティパッチが適用できないのは驚くべきことではありません。
ZDNetが指摘しているように、今年初めに問題が発覚したIntelのMeltDown、Spectreの脆弱性に関するセキュリティパッチがPentiumⅢ環境ではうまく動作しなかった可能性があります。
もし今PentiumⅢ環境を使っているのであれば、最新のPCに買い換える良い機会かもしれませんね。
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