
アップルは『Apple At Work』キャンペーンでWindows PCの象徴的な不具合の1つ『ブルースクリーンオブデス(BSoD)』を題材としたプロモーションを公開しました。
BSoDはMacには無縁
この広告映像のストーリーは展示会の中で、スタートアップ企業の『The Underdogs』と『Seaweed Packaging Solutions』が大口契約を狙ってプレゼン対決を行うというもの。ところが、Seaweed側のWindows PCはブルースクリーンに見舞われ、クラッシュ。一方でMacを使うUnderdogsは安定した動作でプレゼンを続行し、契約を勝ち取るというストーリーです。
アップルの主張
アップルはMacOSはカーネルレベルでの制限により、サードパーティのソフトウェアやマルウェアによる改変を厳しく制限しておりMacは安全で信頼できると主張しています。そのため、Windowsのような大規模障害(Crowdstrikeの不具合で850万台がBSODを引き起こしたした事件)はMacでは回避できます。
マイクロソフトの実情
Crowdstrikeによる大規模なブルースクリーン事件は、Windowsの不具合ではなくサードパーティのソフトウェアが原因でした。そのためマイクロソフトもセキュリティ強化としてサードパーティのソフトウェアにカーネルアクセスの制限などを導入しています。
ブルースクリーンはWindowsが表示している画面のため、マイクロソフトが悪いという見方がされがちな不具合ですが、実際にはサードパーティのソフトウェアやドライバーが原因で引き起こされることがほとんどです。
また近年のWindowsではブルースクリーンを見る機会も殆どなくなっています。しかし依然として『Windowsは脆弱なプラットフォーム』という批判の声もあります。もしも安全なWindowsを使いたければ、Xboxを使うのも一つの手かもしれませんね。
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