Xboxワイヤレスコントローラーの最新モデル「Xbox Series X|S」同梱のコントローラーのレビューを今回はしていきたいと思います。ほとんど従来のコントローラーと一見変わらないこのコントローラーですが、触ってみると確かに違いがあるものでした。
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控えめな変更はすべてはユーザーのために
マイクロソフトの今回の新ハードに合わせて発売された「Xboxワイヤレスコントローラー(2020)」ですが、実際のところ一見Xbox One世代のXboxワイヤレスコントローラーと比較してもほとんど違いがありません。もしかするとXbox 360コントローラーと比べても違いがないと思う人もいるかもしれません。
大きな変更点は「接続端子がMicro USBからUSB-Cに変更されたこと」「十字キーがハイブリッド方向パッドになったこと」の2点。従来は4方向に押しやすいものでしたが、今回は8方向に操作しやすい形になり、それでいて4方向は少し飛び出ているので4方向を押したいときに斜めに入るということもないよくできた仕様となっています。形だけ見ればXbox 360の初期型コントローラーに似ていますが、こちらはカチカチとした押し心地で入力感が強いものとなっています。
Xbox Oneのコントローラーと比べるとグリップがわずかに小さくなったことで小さい子でも持ちやすく、さらに全体的にグリップがさらに追加された形となっているとのことですが、持ってみた感覚は驚くほど従来のコントローラーと変わらない印象。大人の手での握り心地は変えないとのことだったのでこのあたりは子供の手でレビューしてみないとわからないところなのかもしれません。
今回の新コントローラーの開発は「従来からユーザーに非常に好評なXboxコントローラーをいかに崩さずに進化させるか」というところがあったらしく、まさにみんなが大好きなコントローラーをミリ単位で調整して使いやすくした印象を受けました。
PCでの利用にも最適
マイクロソフトはWindows OSの会社でもありますが、もちろんXboxコントローラーもWindows PCやMac、Androidなどのデバイスで利用することができます。
WindowsではXbox 360コントローラーとあわせてXINPUTというXboxコントローラー仕様のAPIが一般的となっているため、ほとんどのゲームタイトルでXboxコントローラーに最適化された操作につなぐだけで行うことができます。
Windows 10のXboxアクセサリーアプリを使えば、Xboxワイヤレスコントローラーのキーマッピング変更、プロファイルの保存やロード、コントローラーのファームウェアのアップデートが可能。
Windowsでの接続方法は、USBで優先接続するか、Bluetooth接続するか、Xbox Wireless(専用通信)を行うかの3種類。Xbox Wirelessでは通常別途アダプタを購入する必要があります。USB接続でPCと直接つないで遊んでいるという方も従来モデルのMicroUSBからUSB-Cに変更された新コントローラーは端子が傷みづらく外れづらいためうれしいアップグレードといえるのではないでしょうか。
まとめ - アップグレード感は十分なコントローラー
今回Xboxワイヤレスコントローラーは360→Oneでのアップグレードでははじめの数週間は違和感があるというユーザーの声を反映してか、違和感のないように自然に使えるコントローラーとなっています。十字キーもテトリスなどの落ちものゲームをプレイするのにも十分使える精度ですが、他機種よりもしっかりと反発するのでカチカチ音がきになる人もいるかもしれません。
全体的に滑り止めなどが多数加えられているので長時間のゲームプレイなどで汗をかいても滑りづらいのではないかと思います。
細かな改善でXbox Oneのコントローラーが気に入っていたのであれば、間違いなく気に入るであろうこのコントローラー。従来通りXbox OneやPCでも利用できるのでまだ次世代ゲーム機を買っていない方にもおすすめです。
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