画像元:Rollingout
ワシントンレッドスキンズのランニングバック、キース・マーシャルとロブ・ケリーはアメリカのバージニア州にある大手ゲームショップ、GameStopでコリンキャパニックのジャージを着ていた子どもにXbox Oneを買ったというニュースが米国で話題となっています。
子どもへのプレゼント
2人のアメフト選手の1人は新しい携帯電話を買いにVerizonに行き、もう一人は時間を潰すために同じショッピングエリアのGameStopに訪れました。
そこで10歳くらいの少年がビデオゲームについて話しながらGameStopの従業員に話し始めるの目撃したとのこと。
その子はもうすぐ誕生日で、彼はXbox Oneの在庫があるか、またそのゲーム機の値段はいくらかを質問していたそうです。
その子が着ていたのは"コリン・キャパニック"のジャージでした。
コリン・キャパニック氏はNFLのスターで2016年のシーズンで人種差別の不平等、警察の暴力への抗議を訴えサンディエゴのプレシーズンゲームで国歌斉唱を拒否した選手です。 2017年のシーズンではチームに属さずフリーエージェントになりました。
そんな英雄的な存在であるコリン・キャパニックのファンである少年たちの願いが叶って欲しいと思ったマーシャルとケリーは子どもたちに自分たちがXbox Oneを買ってあげると話したとのことですが、初めは彼らも信じてくれなかったとのこと。
最終的に店の近くに居た少年たちの祖母に許可をもらいに行くことになりました。
Kotakuによると、祖母Saundraさんは始めに孫にゲーム機を買ってあげるという男性が現れたとき、小児性愛者だとおもったとのこと。
しかし彼らはプロのNFL選手であり、それはとても素晴らしいことだと分かったようです。(ちなみに上記の写真も祖母Saundraさんが撮影した物なんだとか)
彼らはXbox Oneの購入の許可を貰い、NBA 2K18(バスケットボールのゲーム)をプレゼントしたとのこと。
ケリーはこれについて「彼らの家族はきっと彼の願いを叶えてあげたいと思いますが、我々みんなのように贅沢ができるわけではありません。 それに誰かが影響を与える事は、何も問題ないでしょう」とコメントしています。
アメリカスポーツ業界の問題
アメリカのプロスポーツ選手には黒人の選手も多くいますが、彼ら黒人NFL選手はトランプ氏と対立しています。
彼らは試合前に国歌演奏で膝をつき、国歌斉唱を拒否するとトランプ大統領は彼らを解雇にしろとツイートしています。
なお発端となったコリン・キャパニック選手の行動についてオバマ前大統領は「彼の意思を尊重する。 若者が議論に参加することを好ましく思う」と発言していました。
またアメリカで慣習となっている優勝チームのホワイトハウスへの訪問も今年のNBAスター選手、スティーブン・カリー氏が訪問拒否するなど異例の事態となっています。
店にいた子どもにゲームを買い与えるというのは一般人がやると変質者に間違えられそうな行為ですが彼らの勇気ある行動で子どもたちが幸せになったのなら、素敵なお話ではないでしょうか。
ソース:
[sc name="xbox one x project scorpio"]
--