最近のチャットAIの進化により将来的にGoogleのような検索エンジンではなく、ものを調べたいときはAIを使う未来が来るのではないかと言われ始めました。Googleは収益の大半を広告で賄っているので、もしも検索が使われなくなるとGoogleにとっては大問題です。
Googleがもしも凋落したら。
もしもChatGPTを初めとするAIが進化し物を調べたいときは検索ではなくAIをみんなが使うようになったらという未来を想像している人は少なくありません。
Twitter上でもそういったトピックが人気のようで、「GmailやGoogleマップが有料化するかもしれない」という懸念を覚えている人もいました。
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Googleは様々なサービスを無料で提供しています。YouTube、Gmail、Googleマップ、Google Chromeなどのサービスはほとんどのインターネット利用者にとってなくてはならないサービスでしょう。これらのサービスが無料で提供できているのは、Googleが広告によって収益を得ているからです。Googleの収益の8割以上は広告によって成り立っており、もしも検索エンジンが使われなくなると収益が大幅に低下してしまいます。
そうなるとGoogleは今まで無料で提供していたサービスのあり方を検討する必要があり、GmailやYouTubeで今まで無料で利用できていたサービスが有料化していく可能性があります。
AIで進化した企業に乗り換えるという手も
もちろんあくまでも仮定の話ですが、もしもGoogleの広告ビジネスがうまくいかなくなり、GoogleがAIの波に乗り換えられなかった場合はほかの代替サービスに乗り換えればいいという考え方もあります。
例えばマイクロソフトはGoogleとほぼ同じサービスを提供しており、ChatGPTの主要なスポンサーでもあります。広告が8割以上のの収益Google、ハードウェア売上が8割を占めるアップルに比べてマイクロソフトは4割がクラウド、3割がビジネス製品とサービス、3割が個人向け製品とサービスとなっており非常にバランス型の収益となっています。
もしもGoogle Chromeが駄目になったらMicrosoft Edgeを、Gmailが駄目になったらOutlookを、Googleマップが駄目になったらBingマップをという風にサービスを切り替えることで解決する可能性があります。
もちろん現状では微妙な側面もあるMSサービス
Googleと同じような製品を提供しているからと言ってGoogleの製品とサービスのように優れた体験を提供できているわけではありません。例えばBing検索ではGoogleよりも思ったものがすぐに検索に出づらいと感じることが多いですし、BingマップもGoogleマップよりも優れていないと感じるかも知れません。
しかしマイクロソフトは現在あらゆるサービスにAIを統合することを試みており、例えばOutlookの返事をAIが書いてくれたり、検索結果とともにBing AIが答えを出してくれるといった機能を開発中です。将来的にAIが進化し、より製品に統合されるのであればマイクロソフト製品に乗り換えることが悪い選択肢ではなくなるはずです。今は今ひとつでも利用者が増えればそれだけ開発に時間も人員も予算も割くことが出来ますからね。
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