皆さんはマイクロソフトゲーミングという会社を知っているでしょうか?マイクロソフトと言えば、『Xbox Game Studios』がありますが、実はその親会社にあたる『Microsoft Gaming』という会社が2022年から設立されています。
今回はMicrosoft Gamingについてご紹介します。
Microsoft Gamingとは
Microsoft Gaming(マイクロソフトゲーミング)は、マイクロソフト社内のビデオゲーム、デジタルエンターテインメント部門です。この会社はXboxコンソールやサービスを提供しており、傘下に3つのゲームパブリッシャーをもっています。
1つ目はHaloやマインクラフトを手がける『Xbox Game Studios』、2つ目はTESやFalloutなどを手がける『Zenimax Media』、3つ目がCall of Dutyやディアブロなどを手がける『アクティビジョンブリザードキング』です。
2022年以前はXboxハードウェアやXbox OS、Xboxゲームなど様々な製品ラインがありましたが、マイクロソフトゲーミングは様々な企業の買収に合わせて巨大化したマイクロソフトのゲーム事業をまとめるためのものとなっています。
Microsoft Gamingの現在のCEOはフィルスペンサー氏となっています。
主な事業内容
Microsoft Gamingでは主に次のような活動が行われています。
ゲーム開発・ゲーム販売
マイクロソフトは2023年12月現在、ソニーやテンセントに次ぐ業界第3位のゲームパブリッシャーとなっており、傘下スタジオのXbox Game Studios、Bethesda、Activision Blizzard、そしてパートナー企業のゲーム開発の支援を行っています。
新作ゲームの開発はもちろんですが、マインクラフトやWorld of Warcraft、エルダースクロールズオンライン、Fallout 76などの長期運営型ゲームも多く開発され続けています。
コンソールとソフトウェア
マイクロソフトは2001年にXboxコンソールをリリースし、2023年までに様々なゲーム機をリリースしてきました。マイクロソフトのゲーム機はその多くがその強みを生かした高性能ハード、クラウドの統合、先進的なソフトウェアによって構築されています。
Xbox Game PassとxCloud
2017年にサービスを開始したXbox Game Passは膨大なゲームライブラリーを月額料金で提供するサブスクリプションサービスです。2022年にマイクロソフトは加入者が2500万人を突破したと発表しており、非常に多くのユーザーに支持されています。
またクラウドサービスを使えば、高性能なハードウェアがなくともゲームを楽しむことが出来ます。
映画やテレビコンテンツの制作
マイクロソフトゲーミングは、『Halo』、『Fallout』、『Minecraft』といったゲームフランチャイズの管理とライセンス供与を統括しており、映像制作会社Activision Blizzard Studioも傘下に収めています。
Haloのテレビシリーズ、Falloutのテレビシリーズ、そしてマインクラフトの映画などの制作が行われています。
新しいゲームの世界を形作る
Microsoft GamingはXboxブランドのゲームだけでなく、Activision BlizzardやBethesdaなど様々なパブリッシャーがゲームを開発し、その他のメディアミックス展開なども管理している巨大なゲーム会社です。
現在はまだBethesdaやActivision Blizzardが加わったばかりであり、まだまだ統合が進んでいるようには見えない部分もありますが将来的にこれらの統合が大きな意味を持つことが期待されます。
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