Xbox クラウドゲーミングの今後の計画についてMicrosoft Game Devにて公開されました。その中で現在一部のゲームで使用されているDirect Captureのテクノロジーについても解説が行われています。
遅延減少が期待出来るDirect Capture
従来のXbox Cloud GamingではXbox Series X(または従来はXbox One S)をサーバーに組み込んでいました。そのためゲームのレンダリングが行われたら、HDMI OUT端子から映像が送信され、エンコーダーを通じてサーバーからゲーム映像が提供され、ユーザーに届けられていました。
新しいDirect Captureを使用すると、ゲームがレンダリングされると直接エンコーダーに届けられます。そのためバッファリングの待ち時間、V-SYNCの待ち時間といった処理を省くことが出来ます。
Direct Captureを使用した場合、最大72msのレイテンシ短縮が期待出来ます。現在多数のゲームで自動的に使われていますが、パフォーマンスなどの理由により一部のタイトルでは制限されているとのこと。将来的にこのテクノロジーを向上させるために現在も作業に取り組んでいるようです。
いくつかの欠点も
この新しいDirect Captureは遅延の面ではかなりの短縮が行えることが期待出来ますが、現時点ではいくつかの欠点も抱えています。まず最大解像度が最大1440pまでしかサポートされておらず、従来の4K解像度に比べるとダウングレードされること、またHDRがサポートされていないためHDRも使用することは出来ません。
とはいえストリーミングでは低遅延の方が遙かに重要な要素であり、このテクノロジーが有効な場合、クラウドはより自宅のコンソールで楽しんでいるものに近い感覚になることが期待されます。
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