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Xbox Series Xの12Tflopsはどれくらい高性能なのか。

Xbox Series Xの12Tflopsのパワーはどれくらいパワフルなものなのでしょうか。 今回はグラフィックス性能について色々調べてみました。

 

単純グラフィック性能での比較

エクセルで比較的有名なモデルで比較したFP32のフロップス比較グラフを作ってみました。

一般的に家庭用ゲーム機は、現行のゲーミングPCのミドルクラス-エントリークラスの性能の機種で発売されることが多いのですが、Xbox Series Xは現在ハイエンドプロセッサな部類に入るRTX 2080 Superよりも高速というのは、驚異的な性能であるといえます。

Radeon系としてはフラッグシップ機種であるRadeon Vllよりもわずかに劣りますが、レイトレーシングなどのハードウェアアクセラレーションに対応していることを考えればスペック面で見劣りしているようにも思えません。

 

RDNA 2については謎が多い

Xbox Series Xでは最新のAMDグラフィックスカード「RDNA 2」世代のものが使われています。 これはまだPCの市場でも出回っていないもので、2020年に発売される予定のものです。 一般ではゲーム機では最新のものは使われることはほとんどありませんがマイクロソフトは今回は最新のテクノロジーを採用しました。

 

もちろん”それだけ”じゃない

Flops性能が高速であるというのは比較のデータを見てもらえればわかると思いますが、Xbox Series Xはそれだけではありません。 様々な点で現行のゲーム体験より優れたものになるべく改良されています。

 

次世代SSDでロードがほぼなしに

Xbox Series Xでは次世代のSSDを搭載しており、ロード時間がほぼなくなるといわれています。 オープンワールドゲームでファストトラベルも一瞬で行えるとのことなので、今までとゲームの遊び方が変わるかもしれません。

また複数のゲームのレジューム(中断)に対応しており、ゲームを遊んだ後別のゲームを遊んでもすぐに前回遊んだ場所から再開できます。 こういった機能は今のところゲーミングPCでもほとんど実現できていないものです。

 

PCとの高い連携

Windowsの開発元であるマイクロソフトは、PCゲームとXboxゲームどちらにもかかわっています。 マイクロソフトはXbox Play Anywhereというプログラムを通し、Xbox OneでもWindows 10でも同じゲームを同じように遊ぶことができるシステムを提供していました。

これを使えば、将来的にXboxで遊んでいた人がハイエンドPCを購入してもわざわざゲームを買い替えることなく、新しいPCに移行することができますし、逆に最近はハイエンドPCで遊ぶほどでもなくなったという人もXboxで遊ぶことができます。(もちろんそこそこのスペックのPCをサブ機種として携帯ゲーム機のように使うというのもありです)

Xbox Series Xでも同様の体験以上のものが可能になると思われます。 これは競合のプラットフォームにはないサービスです。

 

ココがポイント

Xbox Play Anywhereに加えて、マイクロソフトはスマートデリバリーを発表しています。 これはXbox OneとXbox Series Xという異なる世代のゲームであっても、どちらにも最適なゲームを提供するという仕組みです。 例えば「サイバーパンク 2077」のXbox One版を購入していたとして、Xbox Series Xを買ったときにもう一度買い直す必要はなくそのままXbox Series Xバージョンのゲームをダウンロードできます。 これはマイクロソフトが今後発売するすべてのゲームで対応する予定です。

クラウドゲーミング+

マイクロソフトはProject xCloudと呼ばれるクラウドゲーミングサービスの提供準備を進めており、日本でも2020年内にテストが開始される予定です。 クラウドゲーミング専用のサービスとは異なり、Xboxでは家庭用ゲーム機でもクラウドゲームでもどちらでも同じセーブデータ、同じプレイヤーが遊ぶことができます。

がっつり安定して遊びたいときは家庭でXboxで、出先で手軽に遊びたいときはProject xCloudなど多様性のある遊び方が可能となります。

現在のProject xCloudはXbox One Sをベースとしたサーバーとなっていますが、Xbox Series Xはクラウドサーバに組み込むことも前提の設計とされていると明らかにされており、将来的にXbox Series Xの環境を持ち運ぶことができると思われます。

ココがポイント

クラウドセーブの扱いについてもXboxは他社より少し進んだ取り組みを行っています。 Xbox One世代においてXboxのクラウドセーブは無料で利用することができ、ゲーム開始時と終了後に自動的に同期されます。 別途設定画面からセーブデータをダウンロードしたりアップロードする必要はありません。 このおかげでWindows 10や別のXbox本体からログインしても、セーブデータの読み書きを別途操作することなくすぐに最新のデータを呼び出すことができます。

まだ公開されていない要素も…

既に公開されている情報だけでもかなり優れたハードではないかと思わせられるXbox Series Xですが、まだすべてが明らかになったわけではありません。

詳細は今後数カ月にわたって公開される予定です。またマイクロソフトはE3 2020でもカンファレンスを計画しています。

 

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のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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