歴史的な発表かも知れません。 マイクロソフトとソニーは「消費者向けエンターテイメントプラットフォームへのカスタマーエクスペリエンスの向上」というイノベーションに焦点を当てたパートナーシップを発表しています。
これはゲームまたはコンテンツストリーミングに置いて、将来的にクラウド技術の共同開発を行うことを検討すると言うことを意味しています。
ソニーがAzure採用を検討
発表された声明によると、ソニーはマイクロソフトが提供するクラウドサービス、Microsoft Azureを利用することを検討しているとのこと。 オンラインサービスの拡充にあたり、ソニーはクラウドプロバイダーとの提携が必須とされていました。
次世代ゲーム体験では「クラウドゲーミング」が鍵になるといわれており、現在GoogleのStadiaが国内外で非常に多くの注目を集めています。
マイクロソフトも既に「Project xCloud」を発表しており、Xbox ゲームのクラウドゲーミング化及びStadiaよりも低遅延であることが機能として発表されています。 また約2週間後のE3 2019 MicrosoftカンファレンスでxCloudは詳細が発表される予定です。
ソニーはクラウドゲーミング分野では「Playstation Now」を提供しており、PS3及びPS4のゲームタイトルをPS4またはWindows PC等でプレイ出来るサービスを提供しています。
半導体、AI分野で協力の可能性も
マイクロソフトとソニーは半導体や人工知能(AI)の分野でも協力も検討しているようです。 ソニーはスマートフォン向けイメージセンサーではかなりのシェアを持っていますが、声明によると「ソニーの最先端のイメージセンターとマイクロソフトAzure、技術を統合することで企業顧客に強化された機能を提供することを目指している」とのこと。
ゲーム分野に強いクラウド「Microsoft Azure」
マイクロソフトのAzureは全世界で50を超えるグローバルリージョンとゲームに最適な動的スケーリングを備えたクラウドプロバイダです。 これほど多くのリージョンで提供されているクラウドプロバイダーは他にありません。
ゲーム機、PC、モバイル、Webでゲームを配信することが出来ます。 マイクロソフトのゲームタイトルであるマインクラフトやヘイロー、Sea of Thievesでゲームへの組み込みや仮想ネットワーク、負担分散機能などが使われており、クラウドとオンプレミスのシステム間で自動で同期することが出来ます。
プレイステーション4向けタイトルでもMicrosoft Azureは採用されています。ユービーアイソフトの「レインボーシックスシージ」、Tencent Gamesの「Player Unknown's Battlegrounds(PUBG)」、IO Interactiveの「ヒットマン」など様々なゲームタイトルでMicrosoft Azureが採用されています。
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