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Surface Go、国内価格は何故高い? 日本のパソコン事情が影響。

マイクロソフトのSurface Goが発表され、SNSを見ると日本でも非常に高い注目を集めていたものの、国内価格が発表された後炎上に近い状態になっています。

はたして一体何故こんなことになってしまったんでしょうか。

 

デジャブを感じた価格発表

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2015年にSurfaceの廉価機種、Surface 3が発表された頃のことを皆さんは思えていらっしゃるでしょうか。

Surfaceのフル機能、長時間バッテリーそしてLTE対応がスタイリッシュにまとめられ、最後に価格が499ドルに引き下げられるような演出はともかくインパクトがあるものだった。

このSurface 3はアメリカでは低価格な499ドルで発売されたが日本では64GBモデルが8万8400円と非常に高価な価格になってしまっていた。

 

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そして2018年。 Surfaceに再び廉価機種、Surface Goが発表された。

現行のSurface Proとほぼ同じ使い心地はそのままに、値段がなんと399ドルに引き下げられる演出があったため、今までSurfaceに手が出せなかった人にも非常に興味がわく内容となっていた。

にもかかわらず日本国内での価格は64GBモデルで69984円(税込)とこれもまた割高な印象な価格として発表された。

 

なぜSurface Goは高いのか

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日本国内のSurface Goは海外版では付属していない「Office Home&Business 2016」がプリインストールされていることが理由として挙げられています

Office Home and Business 2016(PC2台インストール可能なDL版)は34160円なので、1台分としてOffice代は17080円。

米国価格の399ドル(約44806円)と国内価格69984円の差額が25178円なので、25178円から1台分のOffice代17080円を引くと8098円高いことになります。

 

一般的に海外製品の輸入品は為替の変動を考慮し、1割程度値段が高くつけられることを考えるとそれほどぶっ飛んだ価格ではないような気もしますが、何故これほど割高に感じてしまうのでしょうか。

 

参考資料:

 

ライバルをiPad ProとiPad(2018)を勘違いしてる?

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米国マイクロソフトは価格設定や機能からして新iPad(2018)をライバルに置いていると思いますが、日本マイクロソフトの説明を見ると、どうもiPad Proをライバルのように捉えているように見えます。

 

アップルが現在教育機関向けに力を入れているアップルペンに対応したiPad(2018)は米国では一般向けに329ドル(32GBモデル)で販売されています。

そこで今回これに対抗するかのように登場したのが教育機関向けにもアピールされているほぼ同じサイズのSurface Go、米国では399ドル(64GBモデル)で販売されます。

両者は価格面で非常に近いものとなっており、米国では競争が激化されることが予想されていますが、日本ではSurface Goの価格はかなり上がっています。

 

Surface Goの国内一般価格は69984円(64GBモデル)、iPad(2018)の国内価格が40824円(32GBモデル)です。

つまり米国では70ドルの差(約7858円)があり、日本では29160円の差があることになります。

 

一方、iPad Proは国内では税込だと75384円となっており、日本のSurface Goの価格とかなり近づいています。

実際、国内のメディアはiPad Proと比較した記事を公開しているようです。(参考:1参考:2)

 

ターゲットにしているライバルが違いように見えるのも価格設定に影響しているかもしれません。

 

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Office 2016、本当に必要?

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明らかに日本でSurface Goが高い理由はOffice Home&Business 2016の代金が丸々上乗せされているからです。

果たして本当にOfficeが必要なのでしょうか。

 

実はこの問題、日本固有のPC事情が関係しています。 日本では昔から国内メーカーの殆どがOffice搭載パソコンを販売していたこともありOfficeが付属していて当たり前だと思っている人が多いんです。

日本では昔から携帯電話でインターネットを使う人が多く、家にパソコンがない家庭では学校や会社でOfficeがどこでも入っていることから「Officeはパソコンには必ず入っている物」と思っている人も少なくありません。

Officeを単品で買ってインストールして入れるという経験をしたことをある人は少数派ということになります。

 

こういった事情から初期のSurfaceの頃からOfficeを日本でだけ特別に同梱して販売していたわけです。

 

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しかしOffice 2016、本当に必要でしょうか。

本来このSurface Goはネットや動画をスマホより大きなディスプレイで見たり、お絵かきをしたりしてみたいというカジュアルな客層に合わせた製品のはずです。

こういった層にとってOfficeは使わない可能性も十分あります。

 

さらにOfficeが必要だと思っている人であれば、既にOffice 365を契約しているケースもあります。(Office 365ライセンスがあれば2台までインストールできる)

この場合無駄にOfficeが追加で存在してしまうことになります。

 

加えてOffice 2016を初期搭載する深刻な問題として、まもなくOffice 2016は販売終了になるという問題があります。

2018年末までにOffice 2019の発売が予定されているため、Office 2016はすぐに旧バージョンになってしまいます。

Office 365 Soloであれば無償アップグレードできますが、Office 2016買い切り版はアップグレード出来ない物と思われます。(2013→2016のアップグレード版も販売されていません)

 

こういった事情を考えると、そろそろ日本でもSurfaceのOfficeなしモデルを売っても良いのではないかと思えてきます。

個人的には買い切り版のOfficeよりもOneDrive1TBが使えるOffice 365 Soloの1年コードがついている方が嬉しかったりもするのでその辺の選択も出来るとなお嬉しかったりします。

 

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Surface Goは実機を触らせて貰ったところ、本当に良く出来ていたので少しでも多くの人が手に入るように国内展開を頑張って欲しいところですね。

 

ソース:

 

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  • この記事を書いた人

のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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