Digital Foundryによると、Xboxストアでダウンロードするファイルを小さくし、必要な部分だけダウンロードすることが出来るオプションが追加されるとのことです。
現在HALO5のような大作タイトルは既に100GBを超えるタイトルとなっており、今後Xbox One X Enhanced対応で4K/HDRがサポートされたバージョンではダウンロードサイズが更に膨らむ見込みです。
そこでマイクロソフトが開発している新システムはこのHDDの圧迫問題を緩和するというものです。
将来的にゲームは「4K向け高解像度テクスチャ」「言語パック」「コンテンツタイプ」などを別途ダウンロードすることが出来るようになるとのこと。
例えば一度クリアしたFPSのキャンペーンはもう二度と遊ばないという人であればキャンペーンをアンインストールしてマルチプレイだけを残したり、マップエディタだけ削除するといった使い方が予想されます。
マルチプレイだけ残すという使い方はフレンドからゲームに誘われたときにすぐに切り替えられるので実装されれば便利かも知れません。
対応タイトルを調べる方法
実はXbox Oneには既にこのコンテンツインストールに対応しているかどうか調べる方法があります。
マイコレクションのゲームにカーソルを合わせて「RB+LB+Menu+View」を同時に押して下さい。 すると情報ウィンドウが開かれます。
この情報がそのゲームやアプリの対応している内容となります。
ConsoleType:対応コンソールの種類
X1XE:Xbox One X Ehanced
Asset Installed:アセットインストール
Languages Present:言語
LastActiveDate:最後に起動した日
InstallDate:インストールした日
UpdateDate:アップデートされた日
といった情報が表記されています。
表記中に出てくる”Xbox-Durango"はXbox Oneのコードネームです。(Durangoは恐らくアメリカの都市の名前)恐らく近いうちにここに「Xbox-Scorpio」も追加されるタイトルもあるでしょう。
”クラウドをつかってかしこくゲーム”
Xbox Insider Program Build1710ではゲームをインストールするサイズを節約する”Shrinkable games”という項目がマネージャーに追加されています。 これはダウンロードするサイズを削減し、コンテンツをクラウドでストリームしながら使用する物ではないかと予想されています。
マイクロソフトはこれを”Intelligent Delivery(かしこく配信)”機能とよんでいるとのこと。
これはインテリジェントエンジンが判断し、ゲームデータがストリーミング配信されるという内容のようです。
細かな仕組みについては詳しくは明らかにしていませんがwpteqの予想としては、例えば対応のシングルプレイゲームでキャプター1を遊んでいる間にバックグラウンドでキャプター2をダウンロードし、キャプター2に進んだらキャプター2をプレイしている間にキャプター1を削除してキャプター3をダウンロードするといったことが出来るのではないかと予想しています。
クラウドサーバとのデータの読み書きには費用が掛かるため、本来あまりこのような活用方法は企業にとっていい使い方ではないと思われますがここはサーバ屋でもあるMSの強みなのでしょうか。
実際にどのような形になるかはわかりませんが、Xboxの強みであるクラウドがようやく本格的に生かされることが期待されます。
大容量HDDの時代は終わったかも?
今までヘビーユーザーなら大容量HDDを持っておくべきというのがセオリーでした。
しかしマイクロソフトの新しいストレージ負担削減措置により、ゲームはより小さくすることが出来るようになり、ライブラリーに沢山のゲームを並べておくことが出来るようになるでしょう。
ソース:
売り上げランキング: 347
--