新しいランサムウェアが現在世界70カ国以上のコンピュータをロックする事態となっており、Windows PCを使うユーザーは警戒する必要があります。
今回のランサムウェア
現在世界の7万台以上のコンピュータが被害に遭っているこのランサムウェア。
銀行や病院、インフラ会社などを巻き込みハッキング被害に遭っています。 そのため一部病院では端末が使えなくなり、手術が延期になるなど人命に関わる事態となっています。 多くの被害を受けたコンピュータは既に数年前にサポートが終了していたWindows XPで、このハッキングに使われた手口はNSAが開発し、流出していたハッキングツールがベースになっているとのこと。
このランサムウェアに感染するとWindowsのシステムファイルが入ったドライブ(ローカルC)が暗号化され、使えなくなります。
そして画面にはビットコインで300ドル振り込めば使えるようになるというメッセージとデータが消えるまでのタイムリミットが表示されているようです。
Windows Defenderで保護
Sky Newsの取材に対して、マイクロソフトの広報担当は「Windowsアップデートが有効になっており、Windows Defenderが有効になっている場合は攻撃を受けることはない」と確認できたとのこと。 感染したパソコンの多くはWindowsXPとのことで2014年にすべてのサポートが終了しマイクロソフトもアップグレードを強く進めていたOSでした。 しかし危険だと言われるWindows XPでもアップグレードする予算が取られず、そのまま利用していた企業などを中心に被害が拡大する自体となってしまいました。
Cyber security researchers believe up to 74 countries have been affected by the 'ransomware' cyber attack
— Sky News Newsdesk (@SkyNewsBreak) 2017年5月12日
Windows Defenderとは?
Windows DefenderはWindows10の標準ウィルス対策ソフト。 通常で有効になっているため特別な操作をしていない場合は保護されるようです。
また通常はWindowsのユーザーアカウント制御があり、アプリケーション実行時に確認が表示されるためもしウィルスソフトが実行されても警告がでるはずであるということです。
確認方法はタスクバーのCortana検索バーで「Windows Defender」と入力して設定をご確認下さい。
※Windows10 Creator's update適用の有無で設定画面は異なります。
セキュリティ面で不安がある人はWindows10にアップグレードしましょう。 「過去のOSより格段にセキュリティがいい」と米軍のお墨付きのオペレーティングシステムです。
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