Windows10といえば純正でアンチウィルス機能を備えたOSですが、セキュリティが高いと考えられることからサードパーティの別のアンチウィルスソフトを入れている人もいるかも知れません。 しかしMozillaの元開発者がマイクロソフト以外のアンチウィルス製品は使うべきではないと主張しています。
サードパーティアンチウィルスソフトがあなたのPCを危険にさらすかも
昨年GoogleのJustin Schuh氏が「安全なブラウザーをリリースする上での最大の障害はアンチウィルスソフトだ」とツイートしたことが原因です。 これに反応するように元MozillaのRobert O'callahan氏はマイクロソフト以外のセキュリティツールはセキュリティを改善するという証拠は殆どなく、MSのセキュリティを切ることでむしろセキュリティを低下させると主張しています。
FirefoxでASLR(アドレス空間をランダム配置してセキュリティを高める機能)を実装したときに多くのアンチウィルスソフトがこのプロセスをブロックして台無しにしてしまったとのこと。 他にもFirefoxのアップデートを多数ブロックしており、アンチウィルスソフトに対応するために開発者は多くの時間を無駄にしているとのことです。
また同じくFirefoxが取り組んでいたMemshrinkのプロジェクトではFirefoxのメモリを削減しようとしていましたが、マカフィーは不審な動きとして検知。開発者のNicholas Nethercote氏は「マカフィーが私たちを殺した」と発言しています。
Robert O'callahan氏はWindows7、WindowsXPのようなレガシーなOSではサードパーティ製ウィルスソフトも少しはマシかもしれないとしていますが、標準セキュリティが強化されたWindows8.1、Windows10では標準セキュリティを使った方が効果的だとしています。
Windows10でのセキュリティ設定方法
スタート>設定>セキュリティ>Windows Defender から
リアルタイム保護、クラウドベースの保護などを有効にしてください。
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