
マイクロソフトの株式市場が大きく揺れているようです。同社はわずか1日で時価総額4400億ドル(約66兆円)を失うという歴史的な下落を記録しました。背景には、近年マイクロソフトが急拡大させているAIの投資と、その回収の可能性に対する投資家からの不安によるものです。
Azureは好調、しかしAIの未来には不安の声
決算は決して悪いものではありません。Microsoft Azureは39%成長しており、クラウド全体も堅調。Copilot関連のサービスについても大幅に伸びています。Microsoft 365 Copilotは前年比160%増加、Github Copilotも前年比で75%増加しています。しかし投資家が注目したのはこういった成長の数字ではなく、AI投資の重さです。
NVIDIA GPUへの巨額な投資、データセンター建設によるCapex急増、OpenAIへの依存と高い資金燃焼率、こういったことからこれらの投資が本当に回収できるのかという疑問を生み、株価を押し下げています。
具体的にはマイクロソフトは四半期の資本支出は約400億ドルで、前年同期比の約70%増加しています。
不調なゲームやWindowsは株価に影響はほとんどない
昨年のCall of Dutyの不調、Xboxの抱える問題、Windowsの品質の問題など、ゲーマー界隈で話題になる要素については株価にほとんど影響がないと見られています。投資家はAzureとAIに注目しているようです。
現在AIは使う人の多くは無料で使っており、OpenAIは広告やその他の有料ツールを使って収益を上げようとしています。マイクロソフトもOfficeやWindows、GitHub、Azureなどへの深い統合などでAIを活用し収益を上げようとしていますが、投資に対して結果が伴っていないと見られています。
マイクロソフトは昨年Xboxについては多くのタイトルの開発中止、スタジオ閉鎖、Xbox Game Passや本体の値上げなど痛みを伴う決断を行いました。これらの具体的な理由は明らかになっていませんが、AI投資を加速させるためのリソース再配分だと見る声もあります。
マイクロソフトが今後もAIに莫大な投資を続けていくのか、それとも再考して再びWindowsやXboxなどにも力を入れるべきなのか、同社は大きな分岐点に立たされているのかもしれません。
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