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Windows10 Insider、Chromeなどのブラウザインストールの警告は削除。

開発中のWindows10が利用できるWindows Insiderで先日追加された機能の1つ「Microsoft Edge以外のブラウザへの乗り換え時の警告メッセージ」についてはInsider Preview Build 17760では削除されたようです。

インストール時の警告ダイアログとは?

この問題は、ChromeやFirefox、Opera、VivaldiといったWebブラウザをインストールしようとしたときに、「既にMicrosoft Edgeを持っています。 Windows10のために設計された安全で高速なブラウザです。」というダイアログが表示され、Microsoft Edgeを開くかインストールを続行するの2つの選択肢が出てくるという物です。

Microsoft Edgeの苦戦

かつてパソコン向けのブラウザといえばInternet Explorerが圧倒的に人気でしたが、現在Google ChromeがIEのシェアを奪い続けており、Microsoft EdgeはモダンなブラウザであるにもかかわらずInternet Explorerのシェアすら上回ることは出来ていません。

数年前Internet Explorerのシェアは、米国司法省や欧州委員会により独占禁止法とされ、マイクロソフトは一部地域でInternet ExplorerをWindowsにバンドルしないなどの対応を取り大きくシェアを落としました。

しかし今日ではブラウザとオペレーティングシステム市場はスマートフォンの登場やChromeの支配により大きく変化しました。

StarCounter氏によるとEdgeはシェア2パーセント、Internet Explorerはシェア3パーセント、Chromeは60パーセントで、Microsoftの製品については前年比1ポイント低下しているとのこと。

MSの言い分が正しい部分もある

「Microsoft Edge強制」は一見ユーザーにとってナンセンスな行為にも見えますが、パソコンに慣れていない人はMicrosoft Edgeを使っておいた方が良いかもしれません。

Microsoft Edgeはまず脆弱性が非常に少ないという特徴があります。 ChromeやFirefoxの半分程度しか見つかっていないというデータもあります。 これはMicrosoft Edgeが機能性よりもセキュリティを第一に置いて開発されているということが大きく影響しています。

そのためコンピュータの知識がそれほど多いわけでもないのに無理に他のブラウザに乗り換えるよりは、Microsoft Edgeを使っていた方がリスクが少ないといえる部分もあります。

 

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