Nintendo64でゴールデンアイの後継として発売され
多様なマルチプレイモードをサポートした「パーフェクトダーク」は
日本のFPS界隈でも今なお名前の挙がる人気作品です。
そんなパーフェクトダークの続編として開発され、
2008年頃には開発中止が発表された
パーフェクトダークコアの詳細情報が少し出てきています。0
パーフェクトダークコアは2005年にXbox360のロンチタイトルとして
開発されていたパーフェクトダークゼロの続編として
パーフェクトダークゼロが完成した後の2005年末に開発が開始されました。
パーフェクトダークシリーズのシナリオを手がけたDale Murchie氏が
今回も脚本を勤めており、小規模なチームで開発されていました。
そのころグラフィックディレクターのケビンベイリス、ディレクターのクロスシーバーは
未発表のMMO作品を手がけていました。
パーフェクトダークN64の直的な続編で
今まで通りジョアンナダークを主人公とした作品ですが
男性キャラクターも存在したとのこと。
今までよりもかなり路線変更しており
暗い重厚なSF小説のような世界感で
パーフェクトダークゼロにはなかった地球外生命体などを
巻き込む壮大なストーリーを予定していたようです。
ジョアンナのコンセプトアートを見ても
今までのエージェントな姿から
サバイバルチックな服装へと替わっています。
開発の指揮を執っていたのは
パーフェクトダークのMartin Holisでも
パーフェクトダークゼロのChris Tilstonでもなく、
コンカーズバッドファーデイのChris Seavorがディレクターを
勤めていました。
Call of Dutyよりも近接戦闘に力を入れた
ゲームデザインをすることを目標にしていたとのこと。
(一応スパイ物らしく…ということでしょうか)
しかし2008年頃プロトタイプに区切りをつけた後
パーフェクトダークコアはマイクロソフトによって最終的には
キャンセルされてしまいました。
これを開発していた頃レアは「バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦」、
「カメオ2(発売中止)」を開発しており、
開発中止になったパーフェクトダークコアの技術の一部は
バンジョーとカズーイの大冒険:ガレージ大作戦に流用されました。
開発中止直前に開発者が呼んでいたタイトルは
「Perfect Dark: Vengeance(復讐者)」といったタイトルだったとのこと。
パーフェクトダークゼロが長すぎる開発期間(GC、Xboxでも開発)の割には
当初の予定よりも売れなかったことや
既にXboxにはHaloやCoDを初めFPSタイトルが
盛んにリリースされており、パーフェクトダークが
入る隙はなかったというのが理由とのことです。
このゲームの開発中止が決まったことや
レアがその後Kinect Sportsを手がけることになったこともあり
コアなゲームの開発を望んでいた一部スタッフが
スタジオを離れるきっかけになってしまったとのことです。
http://www.icxm.net/x/perfect-dark-core-details.html
パーフェクトダークN64のHDリマスターや
Xbox360のパーフェクトダークゼロは
XboxOneでレア社タイトルをコレクションしたゲーム集
レアリプレイに収録されています。
ちなみにパーフェクトダークシリーズの脚本や
ゲームデザインを手がけていたDale Murchie氏は
2016年現在レア社ゲーム最新作Sea of thievesの開発に参加しています。
またレアが新作ゲームについて検討する会議では
いつも”パーフェクトダーク”のことが議論されるとのことで
いつになるかはわかりませんが新作が今後でる可能性はまだありそうですね。
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リーク動画が”リロードモーション”などだけなのが
いかにもパーフェクトダークらしいなと思いました。
パーフェクトダークって異様にこの辺のこだわりが凄くて
PD、PDZ共にリロードモーションカッコいいFPS1位だと私は思っています。
スクリーンショットの雰囲気や
”Vengeance”といったサブタイトルから
なんとなく”ウルフェンシュタインザ・ニューオーダー”のような
雰囲気の作品だったのかも知れませんね。
私としてはパーフェクトダークは
HALO等にはない90年代のSF映画のような
B級映画的な世界感が凄く魅力的だと思っていたので
機会があれば復活して欲しいタイトルですね。