Xboxは約10年前に始まったXbox Play Anywhere、Xbox Game Pass、Xboxクラウドゲーミング、そしてマルチプラットフォーム戦略など従来のゲーム機ビジネスから脱却した新しいビジネスモデルへと移行してきました。
これについて一部のファンはアイデンティティを失うのではないかと考えていますが、フィルスペンサー氏は進化だと語りました。
アイデンティティの進化
デスティン氏はフィルスペンサー氏に取材し、Xboxがアイデンティティを失うことについて尋ねています。これに対してフィルスペンサー氏はXboxコンソールへと投資をしつつ優れたゲームを提供し続けるために必要なアイデンティティの進化だと語りました。
Destin: 「一部のファンは、Xboxがそのアイデンティティを失うのではないかと心配しています。長年のファンに対して、その懸念にどう答えますか?」
Phil Spencer: 「私たちのアイデンティティは進化し続けると思います。実際、常にそうしてきました。しかし、懸念を聞くとき、私は『私のゲームライブラリは安全か?まだゲームをプレイできるのか?』という懸念を聞きます。これまでの年月を振り返ると、私たちがプラットフォーム上の購入を尊重するために示してきたコミットメント、下位互換性、Xbox Play Anywhere、クロスプレイなどを誇りに思います。これらは、人々がゲームを続けられるようにするために行ってきたことです。」
「私たちがプラットフォームに投資していること、そしてXboxが複数の場所で利用できるようにしたいと考えていることを見ています...これは、Xboxで所有しているゲームライブラリが複数の場所でプレイ可能であることを確保するためのものです。ですから、これは私たちのアイデンティティの進化だと言えますが、この業界が必要としているアイデンティティだと信じています。この業界が今どこにあるのかを考えると、多くの企業が直面しているビジネス上の課題を見て、私たちがゲームをより多くの人々にアクセス可能にすることが、業界全体にとって最も重要なことだと思います。これまで見てきた素晴らしいゲームを引き続き提供するために。」
ゲームを遊ぶ場所は多様化した
数十年前までゲームを遊ぶ場所と言えば、ゲームセンターか据え置きゲームでした。しかし現在ではスマートフォンが大半を占め、次いでPC、そしてゲーム機などを遊ぶ人がいます。ゲーム機の形や性能も様々で、ゲームの種類も多様化しました。
そんな中でXboxは1つの場所に縛るのではなく、Xbox Play Anywhereなどの規格を通して少しずつ遊ぶ場所を広げていきました。
Xboxのアイデンティティが今後どうなっていくのか、具体的なプランは新しいゲーム機が発表されるまでは曖昧な部分が多いかもしれませんが、今後に期待したいですね。
Xboxはビジネスである
マイクロソフトは大企業であり、Xboxではゲームパスを始め破格ともいえるサービスが提供されています。しかし、Xboxは慈善事業ではなくXboxは他のゲーム機と同様にビジネスです。
フィルスペンサー氏は過去に邪悪なフィルスペンサーを探している人に向けて、『ビジネスを運用しているだけだという人もいるが、私は確かにビジネスを運用している』と語っていました。
-
-
https://x.com/DestinLegarie/status/1883243143342231655
x.com
-
-
「邪悪なフィルスペンサーを探している人」にフィルスペンサーが反応。 - WPTeq
フィルスペンサーはXbox Oneの発売後に責任者となり、Xbox事業を好転させた人物として賞賛されることが多い人物です ...
wpteq.org