Microsoftはサービスの企業へ ナデヤ戦略はゲーム事業にも変化が現れる?

マイクロソフトのCEOがサトヤ・ナデヤ氏に変わってから

Microsoftは既存の経営方針から大きく変更し

「モバイルファースト、クラウドファースト」へと方針を転換、

”オールプラットフォーム戦略”でのサービスの企業へと転換を図っています。

 

 

 

オールプラットフォーム戦略

Microsoftの新しい戦略の1つが

「自社のサービスをすべてのプラットフォームに提供すること」です。

 

たとえばMicrosoft Officeはいままで

Windows、Mac、WindowsPhoneでしか

まともに使うことが出来ませんでしたが

現在ではiOS、Android向けに”無料で”

編集も可能なアプリをリリースしています。

 

これと同じことをマイクロソフトはゲーム事業でも

行うつもりなのでしょうか。

 

任天堂WiiU向けにMinecraftを配給

2015年末にマイクロソフトは突然WiiUで人気ゲーム、

「Minecraft WiiU Edition」を発表。

 

このゲームではPS3、PS4、Vitaでも発売されていましたが

PSプラットフォームでは他社に委託販売されていました。

WiiU向けでは任天堂のサードパーティとして

日本マイクロソフトが販売を担当しています。

 

PS4向けゲームへのサーバ解放

UBISOFTは2015年11月発売のゲーム、

レインボーシックスシージにおいてすべてのプラットフォームで

マイクロソフトの「Windows Azure」サーバを活用していると発表。

 

Windows Azureはマイクロソフトのクラウドサービスで

XboxOneやWindowsのゲームに活用されていましたが

初めてPS4でも利用できるタイトルが登場し話題を呼んでいました。

 

Windows10のスローガンに注目!

Windows10のスローガン、それは「One Microsoft」です。

 

WindowsもOfficeもSkypeもSurfaceもXboxもLumiaも

全部まとめてMicrosoftのサービスを統合するという

目的の下Windows10は開発されています。

 

たとえばWindows10 Mobileの

SMS/MMS機能ではSkypeが統合されていますし、

アドレス帳から電話をかけるときもSkypeが選択肢に表示されます。

 

このようにいままでバラバラだったサービスを

1つのWindows10にまとめることが

Microsoftの目標のようです。

 

XboxもWindows10の機能の1つ

ゲーム事業分野もいくつかのエコシステムを

Windows10に統合。

 

Windows10でははじめからゲーム機能として
Xboxアプリが同梱。

 

XboxOneと連動してストリーミングで遊ぶ、

Xboxユーザーとボイスチャット、

フレンドや実績の確認などを行うことが出来るほか

WindowsPCゲームの録画やスクリーンショット、

PCゲームの管理まで行うことが出来るアプリでした。

 

これによりPCユーザーにもXboxならではの

便利なサービスを受けることができるという目的だそうです。

 

 

PCのXboxアプリとしてゲームを展開する

Microsoftは新作タイトル、「クオンタムブレイク」について

XboxOneとWindows10ストアで販売すると発表し

一部で話題を呼んでいます。

 

これはWindows10ストアで販売され

XboxOneの実績などのシステムはそのままに

パソコンでも同様の体験が出来るという物です。

 

ちなみにクオンタムブレイクはクロスバイに対応しており

XboxOne版を買うとWindows10でXboxアプリ版も

ダウンロードすることが出来ます。

 

↑XboxLIVE対応ゲームの例

 

ゲームの中心はXboxOneのまま

MicrosoftがWindows10向けにゲームを配給を

するからといって今後Xboxがハードウェアとして

展開されないわけではありません。

 

XboxOneの後継機種に関する構想もあると

フィルスペンサー氏は最近のインタビューでも語っています。

このインタビューでもあくまでXboxのホームは

ハードウェアであるということを強調していました。

 

Windows10のビジョンに基づく新しいXbox

マイクロソフトはXboxブランドをゲームのブランドとして

コンソールだけでなくWindowsでも

さらにXbox品質のゲーム体験を提供することを目指します。

 

クロスバイ、クロスプレイ、クロスセーブ、

クロスプラットフォームのゲームを提供し

同様の実績システム、フレンドシステム、メッセージシステム、

パーティシステムをWindows10にも提供することで

ゲーマーにとってより楽しいゲーマーを満足させるとしています。

 

多くのゲーマーにとって

遊ぶ場所の選択肢が

増えることはいいことですし、

今後のXboxユーザーの利益になることでしょう。

 

元記事:http://www.windowscentral.com/quantum-break-coming-pc-good-xbox-brand

 

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Windows10とXboxOneがクロスプレイ可能になるメリットって

たとえば私みたいなXboxゲーマーが

他の人をゲームに誘ったとしても

大抵「Xbox持ってない、何それ」って言われるところを

「Windows10あるなら一緒に遊べるよ!」と誘えるようになることですね。

 

 

私としては今年提供予定の基本プレイ無料の

海賊MMOゲーム「Sea of Thieves」を

Windows10を持っている友人と

XboxOneで一緒に遊ぶのが楽しみです。

  • B!