GDC 2024の中で、フィルスペンサー氏はゲームにお変える壁に囲まれた庭を取り壊したいと語り、Xboxコンソ-ルから他のストアフロントにアクセス出来る可能性について語りました。
別のストアフロントの可能性
『Epic Games Store』や『Itch.io』のようなWindows向けでサポートされているストアフロントがXboxにも登場する可能性についての質問に対して、フィルスペンサー氏はWindowsに近い体験をコンソールに提供することが真の価値があると語りました。
Windowsの会社としての私たちの歴史を考えてみてください。もし私が、『PCを使うときには、どこでゲームを買うかを選ぶことで、どのような体験をするかを決めることができるんだ』と言っても、誰も瞬きもしないでしょう。そこに本当の価値があるのです。
スペンサーはまた、コンソール市場が十分に成長しておらず、より多くのプレイヤーがPCなどの選択肢を選択していることにも言及しています。これらの障壁を取り除き、よりプレイヤーにもっと自由を与えるというXboxのが使命だと語っています。
何が障壁なのか?クリエイターとプレイヤーにとって、今日の世界で摩擦を生んでいるものは何か?そして、どうすればそのモデルを開放する一翼を担えるのか?
現実的にはいくつかの壁がある
Windowsと異なりXboxのようなゲーム機がストアを開放していないのには明確な理由があります。その最大の理由はストアで手数料を取れないことです。ゲーム機はハードウェアではなく、ソフトウェアで稼ぐビジネスモデルが一般的であり、サードパーティのゲーム購入に対して30%程度のロイヤリティを得ることでゲームプラットフォームは運営されています。
もしもストアを開放し、SteamやEpic Games Storeのようなサードパーティストアを受け入れるのであれば、こういった基本的なビジネスモデルを抜本から改革する必要があります。
ただしXboxは既に『PCやSteamでの積極的なゲーム展開』『他社プラットフォームへのゲーム提供』『クラウドでのスマホでのゲームプレイ』などXboxなしでもゲームを提供するなどの従来のゲーム機ビジネスからは考えられないような戦略をとっており、実際にXboxコンソールがこのような変更を行うこともありえるかもしれません。
[st-card-ex url="https://www.polygon.com/24108670/xbox-epic-games-store-phil-spencer-interview" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore=""]
--