マイクロソフトが発売したゲーム機、Xbox Oneが海外で発売されてから本日で約10年を迎えました。今回はそんなXbox Oneを少しだけ振り返ってみようかと思います。
意欲的な野望を持ったオールインワンハード
Xbox Oneはゲーム機にとどまらないオールインワンハードとして開発されました。進化したKinectによる高度な認識、複数のアプリケーションを同時に利用できるマルチタスク、UWPによるWindowsとWindowsPhoneとのアプリの共通化、HDMI入力によるテレビとの連携など多くの新機能が投入されました。
大失敗と反省
Xbox Oneは少なくともローンチ時点では大失敗と言っても過言ではないハードでした。テレビを重視した発表イベントの失敗、競合ゲーム機であるPS4よりも遙かに高い価格設定、当初計画されていたDRM認証によるディスクメディアの制限などでユーザー・メディアに受け入れられない選択も多くありました。
Xboxはその後トップがフィルスペンサー氏に代わり、方針を大きく転換しました。エンターテイメントの側面を大幅に縮小し、ゲーマーが望むゲーム機能にフォーカスした運営に変更しました。また2016年にXbox One S、2017年にXbox One Xを発売し、性能面の課題にも対応しました。
未来につながるXbox One
Xbox Oneはローンチで厳しい状況に追い込まれ、Xboxブランドにおいては非常に危機的状況になりました。しかし一方でXbox One、特に後期のXbox Oneでは現在につながる様々な魅力的な機能やサービスが提供されました。クラウドゲーミング、Xbox Game Passなど業界にも影響を与えるものも生まれました。
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