連邦取引委員会(FTC)はマイクロソフトとの訴訟の公聴会の中で、アクティビジョンブリザードの買収をマイクロソフトが成功させた場合、一部のゲーム内アイテムをマイクロソフトがXbox独占にしてしまうという懸念を表明しました。
ゲーム内容の一部を差し押さえる可能性がある
FTCはマイクロソフトが一部のゲーム内アイテムやコンテンツをXbox専用コンテンツにするかもしれないと主張しました。
『これはまた、部分的な差し押さえと呼ばれるものに関するものです。あなたが買うことができるアイテムやツールが、Xboxを買わなくては利用できず、ソニー(プレイステーション)で遊んでいる場合は同じものを買えないかもしれません。これは部分的な差し押さえに相当するものです。』
つまりFTCはアクティビジョンブリザードのゲームで、例えばXbox専用のスキンなどを販売し、ほかのプラットフォームで利用できなくする可能性があると主張しています。
実際にプレイステーションがやっていることだがそれには言及せず
ソニーは数多くのゲームで独占契約を結んでおり、独占コンテンツが非常に多いプラットフォームであるとして知られています。アクティビジョンブリザードのゲームも例外ではありません。
例えば2020年に販売された『コールオブデューティブラックオプスコールドウォー』では、人気のゾンビによるサバイバルディフェンスモード『オンスロート』のバリエーションの1つがプレイステーションで1年間独占提供されました。
2022年の最新作『コールオブデューティモダンウォーフェア2』では、オペレーターや武器で様々なプレイステーション専用スキンがあり、プレイステーション専用の毎月XP2倍イベント、パーティメンバーの武器XP25%アップ、追加のロードアウトスロットなど様々なプレイステーション独占コンテンツがあります。
今年話題を呼んだ『ホグワーツレガシー』でもゲーム内クエスト『Mind Your Own Business』が2024年2月10日までプレイステーション独占コンテンツとして利用でき、特別なダンジョン、アイテムを10%高く売ることができるコンテンツ、専用予約特典などがあります。
そのほかにも『Destiny』シリーズで大量の独占コンテンツが存在したこと『Control』のプレイステーション時限独占追加コンテンツなどソニーは市場で有利な立場を利用し、様々な独占コンテンツを独占提供してきましたが、FTCはプレイステーション独占コンテンツについては言及していません。
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