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イーロンマスク氏の”MSがOpenAIを実質支配している”という発言にナデラCEOが正しくないとコメント。

マイクロソフトのサティアナデラCEOはCNBCのインタビューの中で、現在注目が高まっているマイクロソフトのパートナー、OpenAIを実質的に支配していると主張するのは正しくないと述べました。

OpenAIを支配しているというのは事実無根

イーロンマスク氏はテスラやTwitter、SpaceXのCEOで、OpenAIの共同設立者でもありました。4月のインタビューで『マイクロソフトは現時点では直接支配しないまでも非常に強い発言力をOpenAIに対して持っている』と主張していました。また最近イーロン・マスク氏は最近のAIの進歩を批判し、3月にはAI研究の一時停止を求める公開書簡に署名しています。なお一方で自分自身も別のAIの開発を明らかにしていました。

ナデラCEOはこの発言を受けて「イーロンのことは尊敬しているが、それは事実無根だ。”OpenAIは非営利な理事会によって管理されるというミッションに非常に根差した会社”です。私たちはそれに被支配的な持ち分を持ち、非常に素晴らしい商業的なパートナーシップを結んでいる。」としています。

AIへの投資

マイクロソフトは1月にOpenAIに数十億ドルの投資を行っており、ChatGPTを含む様々なOpenAIのテクノロジー自社製品やサービス全体に統合しました。またOpenAIのChatGPTなどのサービスはMicrosoft Azure上で展開されています。

サティアナデラCEOは急速なAIの進化の今の流れについて、”テクノロジーとその有望性を生かすことが重要”とAI研究を停止して進化をやめるというイーロンマスク氏らの公開書簡と別の考えを示しました。

「どちらかというと、そうですね、動きは速いですが、正しい方向に速く動いていると感じています。"人間がループの中にいるのと、ループから外れているのとでは、外れている方がいい。これは設計上の選択であり、少なくとも私たちはそうしてきたのです。」

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