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MS、EUの規制当局に何度も勝利したベテラン弁護士を雇いCMAを訴訟、AB買収阻止に徹底抗戦。

イギリスの規制当局CMAはマイクロソフトによるアクティビジョンブリザードの買収を阻止すると発表しました。しかしマイクロソフトとアクティビジョンブリザードはあきらめてはいません。新たにEU規制当局を何度も破ったことがある弁護士を雇い、訴訟の準備を進めています。

ダニエルビアード氏とは?

ダニエルビアード氏は非常に高い評価を受けている弁護士で英国、欧州、中東、シンガポール、香港など様々な国際的な活躍をしている人物です。英国司法長官Aパネルの元メンバーで、公正取引局の常任弁護士としても活躍していました。

アイルランド政府にアップルが不当な税優遇を行っていたと追徴課税を求められた際もダニエルビアード氏は覆し、EUによるIntelがマイクロチップ市場を不当に支配しているという主張もIntelを勝利に導きました。このことから『競争法弁護士のベテラン』と呼ばれており、マイクロソフトがCMAの決定を覆すのに強力な存在となるとみられています。

買収はまだしばらく先に

当初最終的な買収完了予定だったCMAの訴訟や米国のFTCによる訴訟により2023年6月には買収がまとまる見込みはなくなったとみられています。一方でマイクロソフトとアクティビジョンブリザードの両社はともに戦う姿勢を見せており、各国で反対している規制当局に対して控訴すると発表しました。

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