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ソニー、CMAのXboxによる買収の評決を非難「驚き、前例がなく、不合理」

マイクロソフトによるアクティビジョンブリザードの買収は現在日本だけでなく、ヨーロッパやイギリスでも承認される見込みです。そんな流れに対してソニーはイギリスの当局CMAの決定を批判しています。

驚き、前例がなく、不合理だと非難

マイクロソフトによるアクティビジョンブリザードの買収を承認したCMAをソニーはあまり良くは持っていません。CMAはアクティビジョンブリザードの買収はゲーム機市場全体に損害を与える物ではないと結論づけましたが、ソニーはPlayStationに大きなダメージがあると10ページ分の考察で詳しく説明しました。ソニーの文章を一部抜粋してご紹介したします。

「CMAがコンソールの損害理論に関する立場を逆転させたことは、驚きであり、前例がなく、不合理である。暫定所見は、マイクロソフトがアクティビジョンのコンテンツを差し止める能力と動機を有し、それがプレイステーションを差し止めることによって競争を実質的に弱めるという所見を支持するために、丸でかなりの数の証拠を評価しました。」
「結論としてSIEは、補遺が、コンソールの損害理論に関するCMAのUターンを正当化するものではないことを謹んで申し添えます。修正されたLTVモデルは、マイクロソフトが抵当権を行使するインセンティブを見出せないような偏ったモデルであるため、無効化されています。補遺は、マイクロソフトのインセンティブを立証する他の証拠に関するPFの徹底的な分析を、正当な理由なく破棄している。また、補遺の部分的な差押えに関する議論は、証拠ではなく、純粋な憶測に基づいている。」
「確固とした判断を下すために、CMAはマイクロソフトのインセンティブと部分的な差し押さえに関する分析を、本論文で明らかになった誤りを修正した上で再検討すべきである。」

調査結果に関するソニーおよびマイクロソフトの全文文章を読みたい方はこちらにて公開されています。

結果を覆す可能性は低い

CMAはまだこの買収について最終決定を行っていないため、CMAが決定を覆す可能性もありますが、現時点ではその可能性は非常に低いものと見られています。というのも、現時点ではCMAは買収のクラウドゲーム市場についての影響を調査し検討している段階に入っており、コンソール市場についてはすでに調査を終え、結論を出したという段階に入っているからです。

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