あと数日でXboxの大規模なショーケース『Xbox&Bethesda Games Showcase』が行われますが、この発表会は『ゲーム』が中心の紹介になると思われます。昨年行われたショーケースではXbox E3史上最高のショーケースの1つで、最新ゲーム、未発表ゲーム、そして多くのゲームパス対応タイトルが発表されました。
E3 2012ショーケースを振り返る
https://www.youtube.com/watch?v=IYvQu00t75w
それでは10年前のXbox E3 2012はどうでしょうか。2012年はXbox 360の終盤で、丁度Kinectに関するカンファレンスが行われた時期でもあります。
E3 2012で興味深い点は『Kinect』『Xboxスマートグラス』『スポーツ』『テレビ』と現在のXboxで失われた要素が強調されていたことです。部分的には現在でも使用されていますが、Xboxのメインではなくなり、もちろん今回のE3のショーケースでこれらが紹介されることはない(と思いたい)でしょう。
ゲーム部分を見ると『Halo 4』『Call of Duty: Black Ops 2』、『トゥームレイダー(リブート)』、『スプリンターセルブラックリスト』といったゲームタイトルの長時間のゲームプレイデモも含まれていました。
E3 2012の良かったところ、悪かったところ
https://www.youtube.com/watch?v=CuZhsumg0VU
このショーケースの悪かったところはまさに『テレビコンテンツ』です。悪名高いXbox Oneの初発表会ほどではありませんが、Xbox Oneのコンセプトである『オールインワンエンターテイメント』というコンセプトを打ち出しており、スポーツやフィットネス、音楽などのコンテンツをアピールしていました。
良かったところは注目タイトルのゲームプレイを非常に長い時間プレイしたということです。昨年のショーケースでは次々とゲームタイトルのトレーラーが公開され、めまぐるしいスピードで情報が公開されました。もちろんこのやり方も1つの正解ではありますが、こうして振り返ると初めてHalo 4のゲームプレイを見たときのわくわく感はやはり最大のショーであるE3のステージの上で行われたことが大きかったのではないかと思いました。
また非常に多くの機能やコンテンツが発表されたことで華やかなステージだったということも印象的でした。現在は対面イベントが実施されていないため映像での表現に限られます。そのため当時のように派手なショーを行うことは難しいかも知れません。しかし有名クリエーターがステージに上がってゲームの意気込みを語り、新作音楽ゲームのために一流アーティストがステージで踊るというのはショーとして印象的なものではありました。
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