フィルスペンサーはXbox Oneの発売後に責任者となり、Xbox事業を好転させた人物として賞賛されることが多い人物です。業界全体で”いい人”として知られており、悪い噂はほとんどありません。最近アクシオスのジャーナリスト、スティーブントティロとの議論の中で、興味深い発言がありました。
寛大すぎるように見えるXbox事業
インタビュアーはフィルスペンサーに対してゲーマーからの評判について尋ねました。彼は競合他社を褒めすぎており、Xbox Game Passは寛大すぎるように見えると評しました。これに対してフィルスペンサーは「邪悪なフィルを探している?」と冗談を返しています。
少なくとも表面的には邪悪なフィルスペンサーというものは存在しないように見えます。しかしフィルスペンサーはXboxの運営方法は競合他社が必ずしも同意しているわけではないだろうと続けています。
「私にはビデオゲームが果たすべき役割についてのビジョンがあります。しかし、私は上場企業の中でビジネスを運営する責任もあります。...ビジネスを運営しているだけだと指摘する人たちに言いますと、私は確かにビジネスを運営しています。」
https://twitter.com/stephentotilo/status/1491099489612230660
信頼できる競合他社とも協力するビジネスモデル
フィルスペンサーは任天堂やソニーのような長年ともにビデオゲーム業界で活動してきた競合他社を十分に信頼していると話しています。
「ビデオゲームには長い歴史があります。任天堂が長期的に見てゲームに損害を与えるようなことはしないでしょう、それが彼らのビジネスですから。ソニーも同じで、私は彼らを信頼しています。...Valveも同じですね。マイクロソフトに対抗する他の大きなテクノロジー企業を見てみましょう。Googleは検索とChrome、Amazonはショッピング、Facebookはソーシャルと、大規模なコンシューマービジネスを展開しています。社内で話し合ったのですが、他のハイテク企業にとっては、どれだけ多くの消費者にリーチできるかが重要であり、我々にとってはゲームがその役割を果たすことができるのです。」
「私たちは、すべてが単一のデバイスやプラットフォーム上で動作しなければならないということではない、独自の視点を持っていると思います。この点が、ゲームを消費者向けのビジネスチャンスとして捉え、他の大手ハイテク企業と同様に、マイクロソフトにも同様の影響を与える可能性があると考えるようになった大きな転機となりました。そして、会社や取締役会からのサポートは素晴らしいものでした」と述べています。
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