マイクロソフトのフィルスペンサー氏はXboxのファーストパーティの長所と短所についてGame Reactorのインタビューに答えました。
得意不得意の別れるXboxポートフォリオ
特定のジャンルがXboxポートフォリオから欠けているかと尋ねられたときに、フィルスペンサー氏は将来より幅広く魅力的なカジュアルタイトルの必要性を感じていることを認めました。
人々がXboxで何をプレイしているか、ゲームパスの会員が実際に何をプレイしているかのデータ見ると、私たちのポートフォリオに欠けているのは幅広い訴求力を持つカジュアルなコンテンツだと思います。Eレーティング(日本のCERO:A、全年齢に相当するESRBレーティング)のコンテンツは、当社は得意ではありません。Minecraftや他のフランチャイズもあります。しかし、私たちのチームが持っているクリエイティブなパレットを広げることを考えると、それは決定的に重要だと思います。
暗闇に眠るXboxの全年齢タイトル
マイクロソフトはXbox Game Studiosで多くのスタジオとIPを持っていますが、最近発売されたゲームタイトルや今後のラインナップを考えると、ファミリー向け及びカジュアルタイトルが不足しているのは明らかです。
マイクロソフトは初代Xbox、Xbox 360、そしてKinectとカジュアルタイトルに力を入れていた時期もありますが、Xbox Oneではカジュアル路線を掲げた初期の失敗からゲーマー向けタイトルに注力するようになり、現在はカジュアルタイトルが疎かになっている傾向にあります。
「バンジョーとカズーイの大冒険」「あつまれ!ピニャータ」「ねずみくす」「エブリパーティ」などのタイトルの中には一部では今でも愛されているゲームタイトルもあり、復活を望む声にマイクロソフトが応えるのか、それとも他のカジュアルタイトルが得意な会社を手に入れるのかはわかりませんが何にせよ現状の弱点を認識しているということは、何かしらの対応に期待したいところではありません。
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