マイクロソフトはXbox Oneの世代ではID@Xboxと呼ばれるインディーゲームプログラムを開始しました。これによってXboxではスムーズにインディゲームをリリースし、開発者はパブリッシャーと契約することなく自分たちでXboxユーザーにゲームを届けることが出来ました。
インディーゲームは既にビデオゲームの1つの中心であり、今後も次世代ゲーム機でも非常に注目される市場ですがID@Xboxはどのように成長してきたのでしょうか。
大きな成長を遂げたID@Xbox
https://www.youtube.com/watch?v=5JVz86qf1pg&feature=emb_title
ID@Xboxではプログラムを通して2000以上のゲームタイトルがXboxとWindows PC向けにリリースされてきました。ID@Xboxのプログラムではインディー開発者に15億ドル以上のロイヤリティを支払っています。このプログラムがこのマイルストーンに到達するまでかかったのはわずか2年で、ID@Xboxで1000本到達した時間の約半分で達成できました。
現在は黒い砂漠などのMMO、Warframeなどの高速アクション、Slime Rancherなどのスライムランチゲーム、Human Fall Flatのような素晴らしいパズルゲームなど様々な多様性のあるゲームラインナップが提供されています。
インディーゲームは常にある
インディーゲームは、Apple、Commodore64など8bitゲーム機でも古くから存在してきました。Xbox 360ではXbox Live アーケードやXbox Indie Gamesを通して初めからインディーゲームをデジタル世界に引き込みました。
XBLAの最初の開発者達はそれをアーケードゲームと見なしていました。これはコアゲーマーがヴィンテージアーケードゲームやコアゲームをプレイするための場所という意味です。しかし面白いことにXbox Liveアーケードが運営されるにつれて、ベヒーモスやジョナサンブローなどのPCゲーム開発者はXbox Liveアーケード向けにたっぷり遊べるゲームのアイディアを出しました。またデジタル配信の登場により、ディスクサイズの大作ゲームを作る必要がなくなり、あらゆる種類、あらゆるボリューム感のゲームの開発が可能になりました。XBLAゲームの最初ファイルサイズは40MBであり、これは絶対にディスクゲームでは審査に通らない物ものです。
インディーゲームのブームによって長年ゲームの歴史では主流ではなかった2Dプラットフォーマー(2Dアクションゲーム)も再び注目されるようになり、開発者はディスクの製造やパッケージの注意書きを作らなくともゲームを提供できるようになりました。Super Meat BoyやLimbo、キャッスルクラッシャーズなどのゲームは10年以上経った今でも未プレイであればまだまだ新鮮に遊べるゲームです。
Xbox Oneでのインディーズ
Xbox One世代では開発者はこれまで以上に野心的で革新的なプロジェクトを作れるようになりました。そしてすぐにマイクロソフトは2014年にE3でCupheadを発表しています。
マイクロソフトはゲームの可能性を広げるため、Xbox Show、Game Festなどを通してインディー開発者のイベントを開催しています。またXbox Game Passを通してインディーゲームをより多くのプレイヤーに届けることにも協力しています。
次世代のインディーゲーム
次世代ゲームでは、Xbox Oneで既に配信されている数千のゲームが発売日からXbox Series Xでプレイできます。つまり開発者たちが作った大切なゲームを次世代にも持ち込むことが出来、最高の環境でゲームをプレイできるということになります。
もちろん次世代ゲーム機向けに開発されているゲームも多数あります。既に何百もの開発者がXbox Series Xの開発キットを使っており、毎日のように開発者をマイクロソフトは派遣しています。これまでに見た創造性を考えると想像も出来ないような開発が行われています。
開発者からのコメント
ID@Xboxについていくつかの開発者からコメントがあります。
”カップヘッドにとって、ID@Xbox プログラムは文字通りゲームを変えるものでした。ゲームの初期段階で見せてくれた興奮と情熱、チームの成長に合わせたサポートと指導、初のゲーム発売に向けた専門知識、そして現在もカップヘッドへの情熱など、私たちの旅のすべての段階で彼らはそばにいてくれました。ID@Xboxのチームは、ビデオゲームを心から愛し、世界中のプレイヤーに思い出に残る体験を提供することに深く関心を持っている人たちで溢れています。もしあなたが自分の開発の旅を始めようとしているのであれば、これ以上の仲間を見つけることは難しいでしょう。- Maja Moldenhauer, Studio MDHR”
"Night School "は、2016年にOxenfreeを立ち上げたときから、ID@Xboxファミリーの一員として活動してきました。IDチームと一緒に仕事をしていて、最も自由でサポート的な部分は、私たちのクリエイティブなビジョンを全面的にサポートしてくれたことだと思います。憑依されたティーンエイジャーについてのゲームを作っていたとき、フィードバックは基本的に「あなたがやっていることを続けてください。地獄で死んだ友人たちがサタンを飲み干すゲーム「Afterparty」を作ったときも、フィードバックは同じでした。ID チームは、開発チームが何をもってクリエイティブに動くのかを理解しており、そのビジョンを増幅させて、最も幅広い視聴者に届ける手助けをしたいと考えています。また、彼らがみんな素敵でクールな人たちであることにも問題はありません。2,000本達成おめでとう!" - Sean Krankel氏、Night School Studios”
"ID@Xboxと一緒に仕事をすることは、素晴らしい経験でした。インディーを支援するという唯一の目的のために、チームが一丸となって仕事をしているということを知って、とても新鮮に感じました。ゲームイベントの最中には、ID@Xboxチームのメンバーがチームの様子を確認するために何度も挨拶に来てくれたことがありましたが、スタートアップのインディーにとってはそれがすべてです。このパートナーシップを続けていけることを楽しみにしています」と述べています。- Khalil Abdullah、Decoy Games
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