現在多くの企業が自宅での勤務を推奨しています。必ずしも全ての職種が自宅勤務が出来るわけではありませんが、ビデオゲーム開発会社の多くは自宅勤務へ移行を進めています。そんな中でXboxの開発も新しい環境に適応を始めているようです。
自宅勤務では開発キットでテストしづらい
自宅勤務での問題は、多くの開発者がXbox開発キットを利用出来ないということです。通常のツールではアクセスできないため、ゲーム開発者やアーティスト、デザイナーが行った作業をすぐに開発キットで確認して反復作業を行うということが出来ない可能性があります。
従来Xbox開発キット及びリモートアクセスツールの多くはオフィス環境内で動作するように設計されています。
開発キットをクラウド化
マイクロソフトは開発キットをProject xCloudリソースに再割り当てすることで、リモートアクセスの課題を解決するという作業を行っています。開発者向けのPCアプリで低遅延60fpsでゲームを確認し、自宅での開発をスムーズにします。これによりPCコンテンツテストアプリにアクセスし、PCからXbox開発キットにリモートでアクセス、オフィスでの作業と同様にテスト、プレイ、調整を行えます。もう毎日家のローカルハードウェアに最新のビルドをダウンロードする必要がなくなり、多くの場合数時間かかることがあります。
既に参加しているメーカー
- Eidos-Montréal
- Infinity Ward
- Ninja Theory
- Playground Games
- Rare
- Turn 10 Studios
- Undead Labs
開発者のコメント
"xCloudを使えば開発チームや社内外のQAチームに、ビルド後数分でどこからでも最新のゲームビルドを利用できる機会を提供します。またxCloudは、作成されたコンテンツが当社のネットワーク上に残るため、セキュリティ面でももう一つのレイヤーとして機能します。- Guillaume Le-Malet氏、インフラストラクチャーディレクター - Eidos-Montréal
"在宅勤務への移行により、QAと開発プロセスに大きなハードルが生じました。毎日2-3ビルドをテストできる状態から、一晩でダウンロードしたチーム全体のビルドが1つに制限されるようになりました。これは特に、そのビルドが何らかの方法で失敗した場合には苦痛であり、丸一日を無駄にしてしまう可能性がありました。PC コンテンツ テスト アプリを使用することで、以前のワークフローに殆ど戻すことができます。現場でのキットへのインストールは、リモートでダウンロードするのに何時間もかかるのではなく、今では数分で完了し、何か問題が発生したときに柔軟に対応できるようになりました。- ショーン・デイヴィス氏、テクニカルディレクター - レア社
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