Windows PC版「Halo 2: Anniversary」、移植は概ね良好だが一部問題も。

Xboxの顔とも言える「ヘイロー」シリーズのリマスター版が待望のWindows PC向けに移植されました。今回の移植では、Halo 2/Halo 2 Anniversaryのキャンペーン、マルチプレイ共に移植されており、概ね良好なものの全く問題がないわけではないようです。

 

改善されたグラフィックスと体験

Halo 2 AnniversaryのWindows PC版では、グラフィックスのより多くのオプションがあり、PCハードウェアの性能が十分であればXbox Oneでプレイするよりも優れたビジュアルでプレイすることが可能になりました。また視野角の調整などにも対応しており、キーボード&マウスもサポートしています。また移植に当たって最適化が適切に行われているため、多くの環境でフレームレートやゲームの動作は安定しているようです。

 

いくつかの不具合と問題

Halo 2 Anniversaryではごく希に近景テクスチャに対して遠景テクスチャ用の低品質なものが表示される不具合があり、一部の葉で使われるLoDテクスチャが全く表示されない不具合があります。これが発生した場合、Halo 2:Anniversaryの一貫したくっきりとしたグラフィックスが乱れることになります。

Halo MCCの共通の問題としてオーディオにも不具合があり、音楽や効果音が適切に流れないこともあるようです。

マルチプレイヤーモードにおいては、Halo 2クラシックでショットがヒットしているように表示されているにも関わらずダメージ判定がない場合があります。これは爆発物や近接攻撃でも発生するようです。(日本地域の問題ではなく国外のプレイヤーからも報告されています)

またローンチ次点ではHalo 2 Anniversaryで実装されているフォージモードも実装されていません。

 

問題なくプレイは可能

開発チームが現在自宅で働いていており、理想的な開発環境ではないことを考えれば今回のリリース品質がやや期待を下回っていることは仕方ないかも知れません。しかしリリース時期を明言化させていなかったことやこれまで繰り返し主張されてきたHalo MCCの開発ポリシーを考えるとリリーススケジュールを見直すべきだったようにも思います。

今のところキャンペーンモードやHalo2Aマルチプレイに関してはほぼ満足出来る品質でありますが、PC版のHalo2 Classicマルチプレイをプレイしたい人はストレスを感じることがあるかもしれません。

 

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