先日マイクロソフトはXboxLiveを他のネットワークとの接続を可能にし、
Steamや他のネットワークとの接続が可能になると発表しました。
その発表で”PSNetworkとの接続”をソニーにオファーしていたのですが、
ソニー側の反応は非常に渋いもののようです。
ソニー代表の発言
吉田 修平
方針を変更したことは知っているよ。一部のゲームでXbox OneとPCのクロスプラットフォーム・プレーを実現すると聞いている。
我々は昔から、PS3とPC、PS4とPC、最近では『ストリートファイター5』や『Rocket League』などでやっている。
パブリッシャーやデベロッパーと協力してPS4とPC間でのクロスプラットフォーム・プレーを実現するというのは、
我々にとっては新しいことでもなんでもないんだ。
PCはオープン・プラットフォームなので、はるかに単純だ。
2つの異なるクローズド・ネットワークを繋ぐ方がはるかに複雑なので、
デベロッパーやパブリッシャーと協力して、彼らの意図を理解する必要がある。
加えて、技術的な面にも目を向ける必要があるね。
技術的な面は最も容易かもしれない。
他にも、方針やビジネスの問題と向き合わなければならないんだ。
技術的には簡単だけど、ビジネスの問題がある?
これを実現するための今回の発言をまとめると、
・技術的にはそれほど難しくない
・デベロッパー、パブリッシャーとの協力が不可欠
・方針・ビジネスの問題
というところでしょうか。
技術的な問題はPSNとXboxLiveで
たとえば対戦相手の情報(ゲーマーカード)を開いたときに
相手がPS4のユーザーだったとして
きちんと表示できるようにしないといけないというところでしょうか。
フレンドシステム、パーティシステム、メッセージシステムなどに
互換性を持たせる必要がありますが、
たしかにこれだけならなんとかなりそうな気もします。
デベロッパーとパブリッシャーの協力については
当面は一部の”この機能を入れたい”メーカー限定で
提供する予定のようなので問題ないかと思います。
今回のクロスネットワークについても
ロケットリーグの開発元からの強い要請があっての実現だそうですし
おそらくやりたい開発者は多いのではないでしょうか。
方針、ビジネスの問題というのは
サーバの運営費用やXboxとPSNでの利益分配などですね。
確かにこの問題は大きな問題と言えそうです。
また、日本市場を例に取ると日本では
圧倒的にPS4が支持されています。
日本と同じようにドイツなどのヨーロッパ地域でも
この現象は見られます。
こういった地域でもしマルチネットワークが
すべてのマルチタイトルで出来るようになったとき、
純粋に独占タイトルでゲームを選ぶようになったら
Xbox側も今よりは持ち返す可能性が高くなると思われます。
(実際XboxOneのユーザーでも
マルチタイトルのオンラインプレイのために
PS4も持っているという人が非常に多いため)
はたしてソニーはユーザーや開発者からの要望も高い
クロスネットワークプレイを採用してくれるのでしょうか。
http://www.vg247.com/2016/03/18/sony-doesnt-sound-so-keen-on-cross-network-play-with-xbox-one/
売り上げランキング: 523
--