家庭用カラオケの最大の敵と言えば遅延ですよね。
エコーをかけてなくても発音が遅れて聞こえてしまうあれです。
以前もテレビ設定やスピーカーを導入することで許容範囲にする方法を紹介しましたが
今回は完全に遅延をなくす方法をご紹介します。
そもそも何故音が遅延してしまうの?
・一般的な接続の例
現在音の処理はほとんどがデジタル処理で行われていますが、
簡単に言えばデジタル処理が入った場所で遅延が発生するんです。
細かく話すと
カラオケ@DAMマイクをUSBで繋ぎオーディオデータに変換し、
XboxOne上でゲーム音とミキシングされ、
それをHDMIでデジタル変換された情報としてテレビやスピーカーに届き、
そこから変換してアナログ化して音がなっている…という感じとなっています。
特にテレビの場合一般的に「画面を綺麗にするための処理」が0.5秒程度遅延が発生し
それに併せて音もなるように設定されていることが多くカラオケをするにはあまり向かないんです。
・今回の接続の例
今回の接続ではマイク→実際に音になるまでの間をアナログ化し、
ミキサーで分岐してXboxOneに音を渡して音をならす方法です。
これなら音が遅延することはありません。
XboxOneに渡す方の音は当然従来通り遅延しますが
この音は採点に使うだけの音なので気にしないでください。
用意する物
・USBオーディオのケーブル
ロックスミス用の物が使えるのですが現在価格が高騰しておりますので
市販のギター用(フォンジャック)のUSBタイプの物で代用できるかもしれません。
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・ミキサー
MIC INとその音をそのままAUX OUT出来るものであればOK。
私はEDIROLのUA-101を利用していますが
価格が安いシンプルな物でもいいでしょう。
プリアンプ内蔵タイプなどならより本格的に楽しめるかと思います。
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・マイク
こちらはお好みで選びましょう。
安価な価格で人気なのはソニーのコンデンサーマイクでしょうか。
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ちなみにプロのスタジオ環境ではまずShure SM58で歌ってみるのが基準となるといわれているので
より本格的に楽しむならSM58を導入してみるのもありかも!?
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私の環境での接続方法
UA-101(オーディオインターフェイス)を使った設定の例です。
機器ごとに多少アレンジが必要かと思います。
UA-101のIN1にマイク、
ヘッドフォンジャックにヘッドフォン、
OUT1/2にスピーカー、
OUT3にロックスミスケーブル(XboxOne)へと接続。
UA-101側はPatch bayで
OUT PUT3/4にINPUT 1-2を接続するようにしておきます。
XboxOne側は後ろのUSBにロックスミスケーブル、
光デジタルでスピーカーに出力、
HDMIでテレビに映像出力するセッティングです。
そしてUA-101側のモニターヘッドフォンに出力された音を聞きつつ、
PCでGC550でゲーム音もキャプチャしながら歌う…というやり方をやってます。
この方法だとスピーカーに比べてヘッドフォン側のカラオケ音は遅延するのですが、
OBSやXsplitなどのソフトを使ってマイク+映像を同時にキャプチャすることで
カラオケの録音がかなり手軽に出来るようになり練習しやすくなるというメリットがあります。
その他参考になるおすすめ記事
→カラオケ@DAM on XboxOne特集 調停遅延環境を実現してみた
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