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欧州委員会(EU)がマイクロソフトによるアクティビジョンブリザード買収を承認。

EUの規制当局、欧州委員会(European Commision)がマイクロソフトとアクティビジョンブリザードの買収提案を承認したことが明らかになりました。これにより買収成立にまた一歩進んだ形となります。

10年間の他のクラウドプロバイダーへの提供が決めてに

EUの規制当局は英国CMAと同様にクラウドゲーミングの業界で悪影響を与える危険性があることを指摘していましたが、これに関してもヨーロッパの消費者があらゆるクラウドゲームサービスを選択できるように10年間の期限付きで契約し、ほかのストリーミングサービスとコンテンツの品質を制限しないというマイクロソフトの提案によって対処されたと判断したと説明しています。

https://twitter.com/BradSmi/status/1658126474543607808

マイクロソフトのVice Chair and President、ブラッドスミス氏は『欧州委員会はマイクロソフトに対してアクティビジョンブリザードのゲームをクラウドゲームサービスに自動的にライセンスを供与するように要求した。これは全世界に適用され世界中の何百もの消費者が選択したデバイスでゲームをプレイできるようになる』と説明しました。

クラウド業界を盛り上げたいマイクロソフトにとってはいい取引

今回の決定により、アクティビジョンブリザードのゲームは様々なクラウドゲームサービスで利用できるようになります。「Xbox Game Pass Ultimate」のXbox Cloud Gaming(Project xCloud)のシェア拡大を目指しているマイクロソフトにとっては一見いい取引に見えないかもしれません。

しかしクラウドゲーム業界は現時点ではほぼ市場が存在していない業界を形成する段階において、この取引は業界を盛り上げるのに大きな役に立つ可能性があります。

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