日本国内でも2020年4月14日からサービスが開始されたXbox Game Pass。Xbox Game Passは安価な月額料金で数百のゲームタイトルが遊び放題になるという大変オトクなサービスとなっています。この連載では、Xbox Game Pass収録タイトルの中から筆者が遊んでみたゲームの魅力をご紹介したいと思います。 タイトルによって熱に差はあると思いますが、あらかじめご了承下さい。
今回紹介するタイトルは「バンジョーとカズーイの大冒険」
バンジョーとカズーイの大冒険といえば、最近もNintendo Switch用ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル」で大活躍のキャラクターですが、私も大好きなこのゲームを今回は紹介します。
何故クマが、何故トリを。
バンジョーとカズーイはクマのバンジョーとトリのカズーイの2人を操作して冒険する3Dアクションゲームです。基本的には「スーパーマリオ64」フォロワー的なゲームで、3Dの箱庭を探索し、スターの代わりにパズルピース”ジグソー”を集めるというゲーム内容になっていますが、この2人の豊富なタッグアクションによって、アクションの幅がたくさん詰め込まれています。
ジグソー感ががらりと変わる。
各ステージに10個あるジグソーをあつめることになります。単純にその辺に落ちている物から、普通のジャンプでは取れない物、誰かを助けたらもらえるもの、時間以内にアクションをこなすもの、ミニゲームをクリアしたらもらえるものなどジグソーを集めるのはそう簡単ではありません。
アクションが増えるにつれて探索できる場所が広がっていくのもバンジョーとカズーイならではの楽しみといえます。
遊びやすく、パワーアップ
オリジナルのNintendo 64版と比べていくつかの変更点もあります。 例えば、一部の敵の攻撃スピードが大幅に遅くなっていること。音符がハイスコア制からセーブ制に切り替わったことでステージを出ても音符が保存されるようになったことなどの違いがあります。なのでNintendo 64のオリジナル版では難しすぎてクリア出来なかった人でも、少し遊びやすくなっているので再挑戦する人にもおすすめです。
またゲームのグラフィックスは1080p/60fpsに対応しています。Xbox One Xでプレイした場合は最大4K/60fpsまで対応しているので、元は64のゲームですが解像度はくっきりとしたグラフィックスでプレイすることが可能です。
さらに知る人ぞしる没要素”ひみつのこうかん”も実装。Nintendo 64版で当初ゲームの電源をいれたままソフトを差し替えることでデータを引き継ぐことが出来る機能が開発されていましたが、後期生産のNintendo 64の仕様変更によりこの機能は断念されました。 しかしXboxバージョンではバンジョーとカズーイの大冒険とバンジョーとカズーイの大冒険2でゲームデータを引き継ぐことが出来るようになっています。さらに続編のバンジョーとカズーイの大冒険ガレージ大作戦にも引き継ぐことが出来るというファン待望の要素となっています。
皮肉たっぷりのセリフも楽しい、レトロ3Dアクションの決定版。
バンジョーとカズーイの大冒険、当時最高峰のグラフィックスとはいえ現行ゲーム機で遊ぶにはアクションもレベルデザインもグラフィックスも古くさいものかもしれません。しかし最近インディーでも少し注目されている"64時代の3Dアクション"が遊べるのは貴重です。
皮肉たっぷりの英国ジョークも本作の魅力の一つ。日本語版の文章アレンジは「どうぶつの森」や「スプラトゥーン」でおなじみの野上さんが担当されていたりするところも気になる人がいるかもしれません。
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